Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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離散数学への入門
本書は、情報科学や工学における基礎となる離散数学の入門的内容をできるだけ体系的に説明し、かつ多数の演習問題を配置することで、初学者の理解を助けることを目的としている。
本文中の記述はできるだけ簡潔に、かつわかりやすくすることに気を配った。そして、章末には できるだけ多数の演習問題を用意した。第1章で論証の形式に少しスペースを割いた。これは、学生たちは証明が苦手で、何を証明すべきなのか、そして、どのように論証を組立ててよいかわからない学生も多数いるからである。
高等学校の数学の教科書は我々の時代に比べて極端に薄くなってしまったが、それはともかく、論証の形式については数学Aにあり、これが選択科目となっているため、「必要十分条件」についても「聞いたことがある」などと答えるのである。前著で1章ずつ割いていた「形式言語」と「ブール代数」関係の記述は、ごく簡単にした。代わりに、6章では整数を対象として代数系への導入をはかり、現代暗号への取っ掛かりも入れてみた。 -
よくわかるC言語
本書は、ご好評を得ている「よくわかるC言語」の改訂新版である。
改訂にあたり、ANSI準拠である int main( void ) return 0 に書式を統一し、初学者のコンパイラ時の不安感をなくすようした。 また、吹き出しなどを整理し、より見やすいようにした。
本書は、初めてCプログラミングを学ぶ方のための入門書である。文法定義の厳密さや網羅性よりも、実践的な理解のしやすさに重点をおき、例題と演習を中心にして、文章で記述しないで要点の箇条書きやマンガのせりふのような吹き出しによる注釈を多用して、視覚的に楽しみながら学べるように工夫してある。
本書を学ぶことによって、問題解決力やコンピュータサイエンスの基礎をさらに修得しようとする新たな意欲がわくであろう。 -
よくわかる数値解析演習
本書は大学や高専などでの利用を想定した数値解析の演習書で、筆者が佐賀大学理工学部知能情報システム学科で担当している講義資料が土台になっています。
まず、本書の特徴を以下に列挙します。
●約15分で解けるような標準的な問題だけを選んでいる
●すべての問題や演習問題に丁寧な解答がつけてあるため、学生の自習書としても利用できる
●多くの問題に配点や評価基準を明記しているため、学生自身で自分の実力を把握することができる
●誤答例もついているため、学生自身で自分の誤りに気づくことができる
●本書に必要な微分積分および線形代数の定理や定義を収録しているため、他書をほとんど参照することなく問題に取り組むことができる
●各章の独立性を高めているので、必要な項目だけの学習が可能である
数値計算プログラムを作成する場合、どんな大規模な問題でもそれを小さくして手計算で確認するという作業は欠かせないと思います。それによってアルゴリズムやプログラムのミスが発見できることも多いのです。
そこで、本書の問題は関数電卓と手計算で解けるものばかり選びました。コンピュータは必要ありません。まずは関数電卓と手計算で解ける問題をじっくり解くべきです。それさえできれば、数値計算プログラミングを行うのは細かいテクニックを除けばさほど難しくはありません。
2002年度より本格的に実施が始まったJABEE(日本技術者教育認定機構)に代表されるように大学や高専には学生の学力保証が求められるようになり、幸い私が所属している学科でもJABEE認定を2003年度に受けることができました。評価基準を明確にした本演習書を使えば、自習効果が上がるでしょうし、学力保証もできると思います。 -
基本情報処理技術者に向けての情報処理の基礎と演習 [ソフトウェア編]
本書は大学学部等における情報処理専門教育の導入段階において、情報処理の基本的な概念を網羅的に学習するための教科書である。
本書「ソフト編」では、特に情報処理におけるソフトウェアの役割に注目し、主としてソフトウェアの立場から情報処理の基本概念を扱う。すなわちソフトウェアシステムの開発と運用、データベース技術、セキュリティと標準化、そしてコンピュータネットワーク技術について扱うこととした。これらはいずれも情報処理における中心的な技術であり、情報処理システムの根幹をなしているといえよう。
本書を、姉妹書の「ハード編」と併用することで、情報処理の基本的な概念を全般にわたって取得することが可能であると考える。
本書を構成するにあたり、独立行政法人 情報処理推進機構の提唱する「情報処理技術者スキル標準 基本情報技術者」を参考にした。この文書では、システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの一員として一定の役割を果たすために必要な情報処理技術のスキル水準を示している。
この文書における教育カリキュラム体系は非常に良くその内容が検討されており、本書の目的達成に有効であると判断した。結果として、本書による学習到達水準は、情報処理推進機構の認定する基本情報技術者と同等であることとなる。本書による学習が、基本情報技術者の資格取得として実を結ぶことを願うものである。 -
基本情報処理技術者に向けての情報処理の基礎と演習 [ハードウェア編]
本書は大学学部等における情報処理専門教育の導入段階において、情報処理の基本的な概念を網羅的に学習するための教科書である。
本書「ハード編」では、特に情報処理におけるハードウェアの役割に注目し、主としてハードウェアの立場から情報処理の基本概念を扱う.すなわち、情報の基礎理論やデータ構造及びアルゴリズムに代表されるコンピュータ科学の基礎領域と、コンピュータハードウェアを中心として基本ソフトウェアやシステム構成・システム応用までを含むコンピュータシステムの概念について扱うこととした。これらはいずれも情報処理における中心的な技術であり、情報処理システムの根幹をなしているといえよう。
本書を、姉妹書の「ソフト編」と併用することで、情報処理の基本的な概念を全般にわたって取得することが可能であると考える。
本書を構成するにあたり、独立行政法人 情報処理推進機構の提唱する「情報処理技術者スキル標準 基本情報技術者」を参考にした。この文書では、システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの一員として一定の役割を果たすために必要な情報処理技術のスキル水準を示している。
この文書における教育カリキュラム体系は非常に良くその内容が検討されており、本書の目的達成に有効であると判断した。結果として、本書による学習到達水準は,情報処理推進機構の認定する基本情報技術者と同等であることとなる。本書による学習が、基本情報技術者の資格取得として実を結ぶことを願うものである。 -
論理設計
計算機やディジタル回路の基礎を学んだ学生や技術者を対象に、論理回路の合成や解析をするための理論を詳述した。教科書としても使いやすいように、内容を3部に分けてある。第1部(1~5章)は数学的基礎や論理関数ついて、第2部(6~8章)は順序回路を、第3部(9~13章)は多段論理合成などを解説している。第3部では、論理自動合成のための理論や論理関数を用いた合成法を紹介する。
第4版について
英語版出版後、R.S.Stankovic教授のご尽力でセビリア語版が出版された。今回は、初版出版後10年を経過したのを記念に、日本語版を海外版に統一して、第9章を二つの章に分割した。また、LATEXのコンパイラを新しいものに変えたため、レイアウトが変わり、ページ数も増えている。主な変更:第6章の説明の順序。第9章と第10章。主な追加:図2.8、例3.4、図7.1、図9.3、図9.4、図9.5、第10章。演習問題追加:4.18、11.28、13.23。参考文献追加 -
インターネット時代のコンピュータアーキテクチャ入門
本書は、コンピュータアーキテクチャコースを受講している大学の学部学生、大学院生、さらには高専生や一般社会人も対象読者とし基本的には、コンピュータアーキテクチャの教科書あるいは、他の講座(OSやコンピュータネットワークなど)におけるコンピュータアーキテクチャを理解するためのサブテキストとして使用されることを想定した内容になっている。
この本では、本質的なことがらをまず取り上げ、その考え方について理解し現状の問題点と課題をできる限り定量的に考えるというアプローチをとった。内容は(株)日立製作所に所属していた時から兼任講師として続けている中央大学理工学部情報工学科の学生に講義した「コンピュータアーキテクチャの基礎」(90分を13回分)の講義録をベースに加筆したものである。記述の全内容に関しては、もちろん筆者の個人としての考え方であることをお断りしておく。
本書は第1章において、コンピュータが人間社会において、なぜ必要でかつ重要な道具なのかを説明する。そしてコンピュータを構成するいくつかの要素技術は、ここ数十年間急速な勢いで進化し続けており、その課題について述べる。第2草から第4章では、コンピュータの基本的な動作原理である、情報の表現、コンピュータが理解する言葉の仕様である命令の仕様、ディスクやインターネットなどに接続する入出力の制御方式について述べる。第5章では、インターネットとコンピュータとの関わりについて述べる。最後に第6章では、今後のコンピュータシステムの方向について考察し、創造力を高める最近の手法について述べる。 -
ソフトウェア工学入門
初版からすでに十数年が経過したことにともない、ソフトウェア工学に関する領域も、技術的に大きな変貌を遂げてきた。開発マシンについては、当初は中央集中型による大型コンピュータが全盛だったが、現在は分散ネットワーク対応型のワークステーションやパソコンが主流になっている。コンピュータとのインターフェイスも、文字ベースのCulからグラフィックベースのGulに移行してきており、それらに対応したソフトウェア開発環境も整備されてきている。
このようなことから、今回の改訂にあたっては、オブジェクト指向やビジュアル開発環境など最近の話題についても取り上げるような構成にするとともに、ソフトウェア工学の分野を、できるだけ体系的に捉えられるように心がけた。そのために、本文の中で、該当する参考文献も参照できるように列挙している。
ソフトウェア工学という分野に関心をもち始めた方々や、大学等でソフトウェア工学に関する勉強を始める学生諸君にとって、入門的な教科書になるように心がけたつもりである。 -
オートマトン・言語理論の基礎
本書は大学や短大あるいは高専における授業のテキストとして書かれている。
オートマトン・言語理論が扱う題材は多岐にわたるが、本書では思い切って根本的な問いと課題に題材を絞り、その分丁寧にわかりやすく説明することとした。これらの問いと課題に答えていく中で、計算機科学あるいは情報工学の基礎としてのオートマトン理論並びに形式言語理論の持つ考え方が理解でき、その美しさと面白さを十分に味わうことができるからである。本書が扱うのは理論であるが、本文中に証明は一切ない。わかりやすさのために厳密さを犠牲にした訳ではない。考え方を理解するのに必要なのは多数の例とわかりやすい説明とをもとに学生・生徒諸君が自分で考えることであり、証明は不要だからである。
大学や短大・高専で学ぶ1人でも多くの人がオートマトン・言語理論の基礎を理解し、モデルを用いて推論することの美しさと面白さを体得することによって、ますます進展する高度情報化社会で伸びていくための素養を身につけていただきたい。本書が少しでもその役に立てば幸いである。 -
コンピュータアーキテクチャの基礎
初版を刊行以来10年、大学・高専などのテキストとして大変好評を博した旧版を、その後の技術革新に合わせて全面改訂したものである。具体的な改訂方針の骨子は、ノイマン型コンピュータの代表例をメインフレームコンピュータから読者の身近にあるパソコンやワークステーションとした。いろいろな実例を現況に合わせて直した。特に技術革新の著しい第7章、第8章、第9章はほぼ新規に書き下ろした。アーキテクチャおよびそれを実現するソフトウェアとハードウェアの各要素技術について、今後を展望しつつ加除修正した。本書を読破することで、コンピュータアーキテクチャの基礎的知識が習得できるように基本事項を網羅した。