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 工学一般
 

『知能はどこから生まれるのか? ―ムカデロボットと探す「隠れた脳」―』刊行記念
大須賀公一×西研 「科学という営みの意味―哲学と工学が交差するところ―」

トークイベントレポート
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 2019年2月28日(木)に、下北沢「本屋B&B」にて、『知能はどこから生まれるのか?』の刊行記念トークイベントが開催されました。冷たい雨の降る夜にもかかわらず約40名の方々にご来場いただき、寒さを吹き飛ばす熱い饗宴となりました。
 本書に帯文をご寄稿くださった哲学者 西研先生に対談のお相手をお願いし、著者の大須賀先生と自由に議論していただきました。話題は工学、哲学、理学、生物学など多岐にわたり、あっというまの2時間でした。

 前半は、大須賀先生が知能に興味を持つようになったきっかけからスタートしました。そして、フッサールの現象学と出会い、「知能とは『実在するから感じる』ものではなく、『感じるからその存在を確信する』ものである」と発想を転換するに至ったこと、その仮説を実証するためにムカデ型ロボットi-CentiPot(アイ・センチポット)を作ったことなどについて、さまざまな映像を交えながらご説明いただきました。
 生まれて初めて水の上に置かれるのに自然に泳ぎ始めるコオロギやムカデ、また、屋外と屋内で「生き物らしさ」が異なるi-CentiPotの実験映像などに、会場からは驚きの声があがります。
 続いて「意識とは何なのか?」「人間の心を作りだすことはできるのか?」といった話題へ。哲学者と工学者という異なる立場から、それぞれの疑問や意見をお話しいただきました。

 後半は、イベントのテーマ「科学という営みの意味」についてご考察いただきました。
 そもそも、大須賀先生が「知能とは『実在するから感じる』ものではなく、『感じるからその存在を確信する』ものである」と発想を転換したのは、「脳があってもなくても関係なく、なぜ知的にふるまえるのか、共通点は何なのか?」と悩んだことがきっかけだそうです。その結果、「知能の源泉は環境にある」いう考えに至ったとのことでした。
 これを受けて、西先生から「人間は、多を一で説明したい、統一的に説明してすっきりしたい、と思う生き物なのです」という、とても腑に落ちるお話が。さらに、「世界には、欲望とそれに対する賛否があるだけ。時間も空間も、すべて欲望があるから存在する。でもその「世界」は、自分一人だけではなく誰かと共有して秩序化する方が便利である。その、共有できる形で世界を秩序化することこそが科学という営みなのでは?」と、ニーチェの言葉の紹介を交えて、お考えを述べてくださいました。

 話はいつまでも尽きないご様子でしたが、今回は「人間は、欲望を持つがゆえ、世界を秩序化する、欲望がなければ秩序なし」と、締めくくって、終了となりました。
 ご登壇いただきました西先生、大須賀先生、ご来場いただいた皆様、B&Bの皆様、本当にありがとうございました!

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