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Event-Bリファインメント・モデリングに基づく形式手法

著者 中島 震
著者 來間 啓伸

著者紹介

論理的なバクを発生させない形式手法!!
Event-Bは、パリ地下鉄、ニューヨーク地下鉄、バルセロナ地下鉄、ドゴール空港のシャトルの無人運転を成功に導いた、J.R.アブリエル氏が考案した新しい形式仕様言語である。
Event-Bは、仕様記述の単位をイベントとし、基礎となる集合論などはBメソッドの考え方を継承する。
本書は、Event-Bの入門書である。また実際に利用するための仕様構築統合環境として、RODINプラットホームの利用方法を解説する。具体的に学べるよう図書館の事例や、組込みとして自動車のドアロック・システムを紹介している。
形式手法や、形式仕様言語を学ぶ技術者や研究者には最適の書である。

電子書籍¥4,180 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥4,180定価(税込)

基本情報

発売日 2015年2月26日
本体価格 3,800円
ページ数 176 ページ ※印刷物
サイズ B5 変形
ISBN 9784764904248
ジャンル 情報
タグ 要求仕様
電子書籍形式 固定型

主要目次

第 1 章 形式手法と Event-B
 1.1 形式手法とは
 1.2 Event-B

第 2 章 Event-B 入門
 2.1 モデリングの基本的な道具
 2.2 リファインメント
 2.3 演習問題

第 3 章 統合ツール RODIN
 3.1 RODIN ツールの概要
 3.2 RODIN ツールの利用
 3.3 Event-B モデルの作成手順

第 4 章 事例1:図書館システム
 4.1 概要
 4.2 問題の説明
 4.3 考え方
 4.4 仕様記述と検証
 4.5 演習問題

第 5 章 事例2:ドアロックシステム
 5.1 概要
 5.2 問題の説明
 5.3 考え方
 5.4 仕様記述と検証
 5.5 まとめ

第 6 章 発展的な話題
 6.1 振る舞いの検査
 6.2 DEPLOY プロジェクト以降の Event-B

付録
 A.1 演習問題の解答例
 A.2 Event-B 数学記法
 A.3 関係と関数

目 次
参考文献
索 引

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著者紹介

中島 震(なかじま しん)
1981 年 東京大学大学院理学系研究科修士課程 修了
現 在  国立情報学研究所 教授・総合研究大学院大学 教授・東京工業大学大学院 連携教授 学術博士
     この間、科学技術振興機構さきがけ研究員(兼任)、北陸先端科学技術大学院大学 客員教授を歴任。
     形式手法、自動検証、ソフトウェア・モデリングなどの研究に従事。

來間 啓伸(くるま ひろのぶ)
1983 年 広島大学大学院理学研究科博士課程前期 修了
1984 年 株式会社日立製作所
2006 年 総合研究大学院大学複合科学研究科 修了 博士(学術)
2007 年 10 月~ 2014 年 9 月 国立情報学研究所 特任教授
現 在  株式会社日立製作所 横浜研究所 研究員
     形式手法、ソフトウェア工学の研究に従事。

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