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マインドインタラクションAI学者が考える「ココロ」のエージェント

著者 山田 誠二
著者 小野 哲雄

著者紹介

AIが「ココロ」をもつ未来がやってくる!

第3次AIブームが起こり、AIの本格的なビジネス利用が始まった。
では、今後の社会でAIはどう使われていくだろうか? 290
本書では、マインドをもつよう設計されたAIが、人間とマインドを通い合わせるマインドインタラクション時代の到来を予測している。
ユーザの意図をくみ取って先に行動してくれる「忖度するAI」、会話の邪魔をしないよう配慮する「空気を読むロボット」…そんな人とAIが共生する社会展望を、人工知能学会前会長と日本認知科学会の気鋭の研究者が、自身の研究成果を交えてわかりやすく解説した。
脚注では様々な用語や筆者らの見解を丁寧に説明し、専門知識不要でも読める1冊に仕上がっている。

電子書籍¥2,420 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,420定価(税込)

基本情報

発売日 2019年8月31日
本体価格 2,200円
ページ数 212 ページ ※印刷物
サイズ A5 変形
ISBN 9784764905955
ジャンル 情報
タグ 教養, 人工知能
電子書籍形式 固定型

主要目次

第1章 マインドインタラクション
1-1 どうも上手くいかないな—身近にある諸問題
1-2 マインドインタラクション
1-3 HAIヒューマンエージェントインタラクション
1-4 人工知能AI—機械学習を中心に
1-5 擬人化
1-6 メディアの等式
1-7 エモーショナル・デザイン

第2章 人とモノのマインドインタラクション
2-1 飽きないインタラクション
2-2 モノへの愛着と畏敬
2-3 人はコンピュータに従うのか
2-4 マシンの気持ちがわからない
2-5 空気を読むロボット—コミュニケーション空間の賢い利用
2-6 人にやさしいマシン
2-7 ナッジエージェント—人々を幸福へと導くささやかな仕組み
2-8 AIロボットってガッカリなんですけど
2-9 ITACOエージェント—家電に“憑依”するエージェント
2-10 プラクティカル・マジック—理由が付けば安心

第3章 人と人のマインドインタラクション
3-1 上司や先生と上手くいかないという普遍的な悩み
3-2 いじめや差別の問題とマインドインタラクション
3-3 バランス理論—ロボットが人間関係を壊してしまう
3-4 面と向かって注意されるのはいや—オーバーハードコミュニケーション
3-5 ロボットミーム—ロボットの癖がいつの間にか人に伝染しちゃう?
3-6 人から人に情動が伝染
3-7 エージェントを介した人と人のマインドインタラクション

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著者紹介

山田 誠二(やまだ せいじ)
学歴と職歴:
1984年: 大阪大学基礎工学部制御工学科卒
1989年: 大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了、工学博士取得
1989年: 大阪大学基礎工学部助手
1991年: 大阪大学産業科学研究所講師
1996年: 東京工業大学大学院総合理工学研究科助教授
2002年: 国立情報学研究所教授、現在に至る
専門分野: ヒューマンエージェントインタラクション(HAI)、人工知能、インタラクティブ機械学習

著書:
『本当は,ずっと愚かで,はるかに使える AI』(日刊工業新聞社)
『人とロボットの<間>をデザインする』(監著、東京電機大学出版局)
『人工知能の基礎(第2版)』(共著、オーム社)

小野 哲雄(おの てつお)
学歴と職歴:
1997年: 北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了
同年: ATR知能映像通信研究所客員研究員
2005年: 公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科教授
2009年: 北海道大学大学院情報科学研究院教授、現在に至る
専門分野: ヒューマンエージェント/ロボットインタラクション(HAI/HRI)、コミュニケーションロボット、環境知能システム、認知情報科学

著書:
『人とロボットの<間>をデザインする』(共著、東京電機大学出版局)
分担執筆:
『人工知能学事典』(共立出版)
『ロボット情報学ハンドブック』(ナノオプトニクスエナジー)
『ロボット工学ハンドブック』(コロナ社)

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