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情報工学
 
裏側から視るAI
―脅威・歴史・倫理―

book

発売日:2019年9月24日
定価:本体2,200円+税

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   第3次AIブームが到来し、AIが浸透した社会における深刻な課題や問題が取りざたされてきている。中でも2017年にオックスフォード大学から公表された「近未来では人間の仕事の半数がAIで代替される」という話題の影響は強く、AIに仕事を奪われることに警鐘を鳴らす書籍が数多く出版されている。反面、ビジネス面以外の「AIによる不都合な現実」にスポットを当てた類書はまだ少ない。
 本書は著者が所属する理研・革新知能総合研究センター 社会における人工知能研究グループの成果をもとに、AIの負の側面の紹介とAI設計・運用における倫理指針を示す構成となっている。第1章ではシンギュラリティ―AIが人間を超える可能性、第2章ではAIに奪われる仕事の範囲、第3章ではAIの発展の歴史、第4章では現状の「弱いAI」がもたらす数々の問題、第5章ではAI倫理を主軸とした社会制度の対応策について解説している。
 AIの技術そのものに関する記述は少なく、人間社会におけるAIの影響という観点から執筆されているため、社会学や社会工学分野の読者にも興味を持たれる内容となっている。
 
著者 中川 裕志
ページ数 192
サイズ A5変
ISBN 978-4-7649-0599-3
     
主要目次

第1章 AI脅威論:概念編
 1.1 カーツワイルの言う「シンギュラリティ」
 1.2 ボストロムの言う「超知能」
 1.3 ユヴァル・ノア・ハラリの言う「ホモ・デウス」
 1.4 意識とデータ
 1.5 無用者階級の存在意義

第2章AI脅威論:現実編
 2.1 知的な職業が危ない
 2.2 AIに脅かされないと言われている職業は本当に大丈夫か
 2.3 職業が奪われた後のこと

第3章 AI技術の簡略史
 3.1 AIとIA
 3.2 最初の夏と冬
 3.3 二度目の夏と冬
 3.4 三回目の夏
 3.5 ロボットにおける包摂アーキテクチャの提案
 3.6 未解決問題
 3.7 今やらなければいけないこと
 A.1 付録 AIの仕組みの詳細説明

第4章 AIの不都合な現実
 4.1 フラッシュクラッシュ
 4.2 プロファイリング
 4.3 プライバシー保護
 4.4 インターネット中世の暗黒時代
 4.5 軍事利用

第5章 AI倫理の目指すもの
 5.1 透明性と説明可能性
 5.2 アカウンタビリティ
 5.3 トラスト
 5.4 フェアネス
 5.5 AI倫理の将来向かう方向
 5.6 最後に
 A.2 付録 各倫理指針の項目の要約

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