数学
シリーズ:最適化モデリング 第3巻
ナース・スケジューリング問題把握とモデリング
日本で初めてのナース・スケジューリング問題の書籍!! (近代科学社調べ)
ナース・スケジューリングとは、「ナースの勤務表作成」問題のことをいう。勤務表は、与えられた条件下での作成が難しいだけでなく、人間の暗黙的な評価や制約が存在することから、その評価も難しい。この問題は、求解困難な組合せ最適化問題としてもよく知られている。
現実問題を解決するために様々な角度から問題を把握することは、それ自体がモデリングであるとも言える。本書では、ナース・スケジューリングと最適化モデリングの両方の視点から、問題解決のための手法について解説する。
同問題に関心のある読者はもちろん、最適化に関心のある研究者、技術者、大学院生、学部生には必携の書である。
電子書籍¥3,300 小売希望価格(税込)
紙の書籍¥3,300定価(税込)
基本情報
発売日 | 2018年3月1日 |
---|---|
本体価格 | 3,000円 |
ページ数 | 216 ページ ※印刷物 |
サイズ | A5 |
ISBN | 9784764905580 |
ジャンル | 数学 |
タグ | オペレーションズ・リサーチ |
電子書籍形式 | 固定型 |
主要目次
目次
はじめに
1章 モデリングを通して見えた世界
1.1 ナース・スケジューリングとの出会い
1.2 現場調査
1.3 シフト制約条件とナース制約条件
1.4 問題の目的はなにか
1.5 モデリングの視点
1.6 勤務表を作成する
1.7 その先へ
2章 ナース・スケジューリング
2.1 病棟ナースの勤務表
2.2 ナース・スケジューリングの研究
2.3 勤務表作成のための制約条件
2.4 勤務表を作成してみよう
2.5 問題例
2.6 他の勤務表作成との違い
3章 組合せ最適化問題としての定式化
3.1 組合せ最適化問題
3.2 定式化におけるパラメタ
3.3 各ナースの各日の勤務内容を組み合わせる定式化
3.4 各ナースの1ヶ月分のスケジュールを組み合わせる定式化
3.5 各ナースの1週分のスケジュールを組み合わせる定式化
3.6 実問題を最適化汎用ソルバーで解いてみる
3.7 最適化モデリング
4章 割当構造を意識する
4.1 簡単で面白い「割当問題」
4.2 割当問題の双対問題
4.3 ネットワーク・フロー問題としての割当問題
4.4 ナース・スケジューリングにおける割当構造
5章 問題の部分解を意識して解く
5.1 問題を分解して考える
5.2 部分問題と結合制約
5.3 ナース毎に設定した部分問題
5.4 部分問題軸アプローチ
5.5 アルゴリズム
6章 問題の条件を緩和して解く
6.1 緩和問題: 「巡回セールスマン問題」を例に
6.2 大きな構造を捉える
6.3 緩和しても影響の少ない制約を見つける
6.4 2交替制ナース・スケジューリングの問題例
6.5 緩和問題を利用したアルゴリズム
6.6 局所探索法:実装の工夫
7章 探索空間を把握したい
7.1 最短路問題
7.2 最短路を見つけるアルゴリズム
7.3 部分問題の実行可能解
7.4 動的計画法の視点
7.5 実行可能解のネットワーク表現
7.6 ネットワーク上の最短路とk最短路
7.7 緩和解のネットワーク表現
8章 他の問題も考えてみる
8.1 訪問介護スタッフ・スケジューリング
8.2 シフト・スケジューリング
8.3 学校時間割作成
9章 現実問題を最適化はどう支援するか
9.1 はじめての現実問題
9.2 まずは解を得る
9.3 本当に望まれる解
9.4 問題把握の難しさ
9.5 人間の思考に調和する最適化
9.6 セレンディピティ
参考文献
おわりに
索 引
著者紹介
はじめに
1章 モデリングを通して見えた世界
1.1 ナース・スケジューリングとの出会い
1.2 現場調査
1.3 シフト制約条件とナース制約条件
1.4 問題の目的はなにか
1.5 モデリングの視点
1.6 勤務表を作成する
1.7 その先へ
2章 ナース・スケジューリング
2.1 病棟ナースの勤務表
2.2 ナース・スケジューリングの研究
2.3 勤務表作成のための制約条件
2.4 勤務表を作成してみよう
2.5 問題例
2.6 他の勤務表作成との違い
3章 組合せ最適化問題としての定式化
3.1 組合せ最適化問題
3.2 定式化におけるパラメタ
3.3 各ナースの各日の勤務内容を組み合わせる定式化
3.4 各ナースの1ヶ月分のスケジュールを組み合わせる定式化
3.5 各ナースの1週分のスケジュールを組み合わせる定式化
3.6 実問題を最適化汎用ソルバーで解いてみる
3.7 最適化モデリング
4章 割当構造を意識する
4.1 簡単で面白い「割当問題」
4.2 割当問題の双対問題
4.3 ネットワーク・フロー問題としての割当問題
4.4 ナース・スケジューリングにおける割当構造
5章 問題の部分解を意識して解く
5.1 問題を分解して考える
5.2 部分問題と結合制約
5.3 ナース毎に設定した部分問題
5.4 部分問題軸アプローチ
5.5 アルゴリズム
6章 問題の条件を緩和して解く
6.1 緩和問題: 「巡回セールスマン問題」を例に
6.2 大きな構造を捉える
6.3 緩和しても影響の少ない制約を見つける
6.4 2交替制ナース・スケジューリングの問題例
6.5 緩和問題を利用したアルゴリズム
6.6 局所探索法:実装の工夫
7章 探索空間を把握したい
7.1 最短路問題
7.2 最短路を見つけるアルゴリズム
7.3 部分問題の実行可能解
7.4 動的計画法の視点
7.5 実行可能解のネットワーク表現
7.6 ネットワーク上の最短路とk最短路
7.7 緩和解のネットワーク表現
8章 他の問題も考えてみる
8.1 訪問介護スタッフ・スケジューリング
8.2 シフト・スケジューリング
8.3 学校時間割作成
9章 現実問題を最適化はどう支援するか
9.1 はじめての現実問題
9.2 まずは解を得る
9.3 本当に望まれる解
9.4 問題把握の難しさ
9.5 人間の思考に調和する最適化
9.6 セレンディピティ
参考文献
おわりに
索 引
著者紹介