近代科学社

書籍検索
ジャンル選択

数学

数って不思議!!…∞1+1=2?で始まる数学の世界

著者 蟹江 幸博

著者紹介

1+1=2はなぜ成り立つのか?
1+1=2はなぜ成り立つのかという素朴な疑問を、数式をほとんど使わず、知人とその孫との会話形式のみで理解できるよう工夫した異色の数学読み物。中心テーマ「1+1=2はなぜ成り立つのか」は、数論の基本への理解にもつながっている。
また、著者の長い教員生活の中で経験した教えることへの「あるある」を、随所に織り込みながら展開する。
数学には関心があるが、数式は苦手という読者や、数学の面白さを数式抜きに理解したいという読者、中・高校の教師にお薦めである。

電子書籍¥2,750 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,750定価(税込)

基本情報

発売日 2018年10月25日
本体価格 2,500円
ページ数 236 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764905825
ジャンル 数学
タグ 教養
電子書籍形式 固定型

主要目次

はじめに
プロローグは同窓会で

第1話 1+1=2 を考える前に
1.1 知識よりも大切なこと
1.2 1とは何か
1.3 2とは何か
1.4 同じということは?
1.5 2つでだめなら5つにする
1.6 5つのリンゴは5つあるのか?
1.7 5つでだめなら100にする
1.8 あるのかないのか、理論と現実
1.9 5つのリンゴは集合になるか?
1.10 突然ですが、集合ってなんですか?
1.11 話すのは数学のこと
1.12 本当に、5つのリンゴは集合になるのか?
1.13 集合の幽霊を見る前に
1.14 集合の幽霊
1.15 食事の間も
1.16 小森のメモ帳

第2話 数の名前
2.1 「包含関係は砲丸関係?」と「モノは集合になるか?」と
2.2 バラの名前がバラでなくても
2.3 モノとモノの名前: バラの場合
2.4 バラが何かと、1が何かとの違い
2.5 名前の向こう側
2.6 美音,登場
2.7 自然数の定義
2.8 恐竜あらわる
2.9 竜人が分からないことは?
2.10 ロクヒャクとロッピャクと
2.11 1 を表す字
2.12 メソポタミアの数字
2.13 マヤは5-20進数
2.14 数の書き方のいろいろ
2.15 漢数字は古代中国で
2.16 算木は計算の道具
2.17 算木で足し算
2.18 ローマ数字
2.19 今日の食事もにぎやかで
2.201 足す1は2にならない!!

第3話 1+1=2 は自然数の世界の中で
3.1 さあ、数の話だ!
3.2 1 とは何か
3.3 10進表示の次の数
3.4 これが自然数で、計算できるの?
3.5 自然数って本当にあるの?
3.6 食事中なのにガンガン数学が始まる
3.7 今回はこれで終わり

エピローグ
人名索引
事項索引

目次をさらに表示する

著者紹介

蟹江 幸博
1948年2月生まれ
1976年3月京都大学大学院理学研究科博士課程数学専攻修了
三重大学名誉教授

著者
主な訳書:
ハイラー,ヴァンナー『解析教程 上下』
シャファレヴィッチ『代数学とはなにか』
アイグナー,ツィーグラー『天書の証明』
ワイル『古典群』
I. ジェイムズ『数学者別伝 I,II,III』
ランダウ『数の体系』
オスターマン,ヴァンナー『幾何教程 上下』(以上,丸善出版)
グーテンマッヘル,ヴァシーリエフ『直線と曲線』
ナーイン『確率で読み解く日常の不思議』(以上,共立出版)
D. フックス,S. タバチニコフ『本格数学練習帳 I,II,III』(岩波書店)
H. ヴァルサー『黄金分割』
シャファレヴィッチ『代数入門』(以上,日本評論社)
主な著書:『微積分演義 上下』 (日本評論社)
『文明開化の数学と物理』 (岩波書店)
『数学の作法』(近代科学社)

辞書編集:
『SPED TERRA(プロフェッショナル英和辞典 スペッド・テラ)』(小学館)
『数学用語 英和辞典』(近代科学社)
ウェブサイト:kanielabo.org

著者紹介をさらに表示する