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数学

統計スポットライト・シリーズ 第3巻

P値その正しい理解と適用

編集委員 島谷 健一郎
編集委員 宮岡 悦良
著者 柳川 堯

著者紹介

P値をしっかり理解し、正しく適用する !
 今日,P値は統計を使用する分野で日常的に使用されいるが、その使用には間違った理解のもと誤用される場合が増えている.特に医系分野ではデータの不確実性は深刻である.2016年にはUSA統計協会が,P値の間違った理解や誤用に対して注意喚起した.わが国でも2017年度統計関連学会連合大会で,P値の誤用や誤解に対して警鐘を鳴らしている.
本書は、このP値の誤用を防ぐためには何が必要か?データの見方・扱い方の基本からP値を解説したわが国最初のテキストである(近代科学社調べ).

電子書籍¥2,420 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,420定価(税込)

基本情報

発売日 2018年11月28日
本体価格 2,200円
ページ数 132 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764905832
ジャンル 数学
タグ 統計・確率
電子書籍形式 固定型

主要目次

まえがき

1 基本的事項
1.1 データの不確実性
1.2 データのバラツキと確率法則
1.3 正規分布
1.4 サンプルサイズとバラツキ
1.5 モデルによる真の分布の近似

2 P値とは?
2.1 P値とは何か
2.2 学術論文に見るP値:3つの例

3 P値の誤用
3.1 サンプルサイズを無視してP値を有意水準5%で判定する誤り
3.2 P値のバラツキを無視して有意水準5%でP値を評価する誤り
3.3 医師国家試験の誤出題

4 P値の算出
4.1 P値の算出
4.2 統計ソフトからアウトプットされるP値

5 統計的推論と統計的判定:真の検定を求めて
5.1 推論と判定
5.2 P値と統計的検定
5.3 Neyman-Pearson 流検定に対する Fisher の批判
5.4 真の統計的検定:現代版
5.5 P値と予測値: ベイズ的観点

6 サンプルサイズの決定
6.1 統計的検定の検出力
6.2 サンプルサイズの決定: 連続型データ
6.3 サンプルサイズの決定:2値データ
6.4 データが計数値で与えられる場合

7 P値と検出力
7.1 P値のシミュレーション
7.2 P値はサンプルサイズが統計的根拠に基づいて決定されていない場合の推論に有効である
7.3 P値に基づく判定の再現性を保証するサンプルサイズ

8 P値の統合: メタアナリシス
8.1 問題の提起
8.2 必要な基礎知識
8.3 統合P値: 各試験のデータが手に入る場合
8.4 P値の統合: 各試験のデータが手に入らない場合

9 検定の多重性調整P値
9.1 検定の多重性
9.2 多重性調整P値
9.3 ホルム法による多重性調整P値

あとがき
参考文献
索引

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著者紹介

柳川 堯 (やながわ たかし)
1966 年 九州大学大学院理学研究科修士課程(統計数学)修了
1970 年 同校 理学博士
1975 年 オーストラリア CSIRO 上級研究員
1977 年 米国立がん研究所客員研究員
1981 年 米国立環境健康科学研究所客員研究員
1982 年 ノースカロライナ大学準教授
1992 年 九州大学教授(理学部)
1993 年 国際統計教育センター(インド)客員教授
1996 年 九州大学大学院(数理学研究院)教授
2004 年 久留米大学バイオ統計センター所長,教授を歴任し
現在,客員教授
日本計量生物学会賞(2005 年)
日本統計学会賞(2007 年)
日本計量生物学会功労賞(2011 年)
主要著書
『離散多変量データの解析』(共立出版,1986)
『統計科学の最前線』(九州大学出版会,2003)
『環境と健康データ:リスク評価のデータサイエンス』(共立出版,2002)
『統計数学』(近代科学社,1990)
『バイオ統計基礎:医薬統計入門』(共著,近代科学社, 2010)
『サバイバルデータの解析:生存時間とイベントヒストリーデータ』(共著,近代科学社,2010)
『看護・リハビリ・福祉のための統計学』(共著,近代科学社,2011)
『医療・臨床データチュートリアル』(近代科学社, 2014)
『観察データの多変量解析』(近代科学社,2016)

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