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第一線の専門家が、超伝導技術を幅広く解説!

『金超伝導技術の最前線[応用編]』発行

 

2021年12月17日
株式会社近代科学社

 

 インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2021年12月17日に、近代科学社Digitalレーベル(※)より、『超伝導技術の最前線[応用編]』(公益社団法人 応用物理学会 超伝導分科会 編)を発行いたしました。

(※近代科学社Digitalとは : 近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業する、デジタルを駆使したオンデマンド型の出版レーベルです、詳細はこちらもご覧ください)

詳解 マテリアルズインフォマティクス
●書誌情報
【書名】 超伝導技術の最前線[応用編]
【編者】 公益社団法人 応用物理学会 超伝導分科会
【仕様】 B5判・並製・モノクロ・本文396頁
【本体価格】 【印刷版基準価格】:4,500円(税抜)
【電子版基準価格】:3,600円(税抜)
【ISBN】 978-4-7649-6027-5 C3042
【商品URL】 https://nextpublishing.jp/isbn/9784764960275

●内容紹介
 本書は、応用物理学会 超伝導分科会から出版されたスクールテキスト『高温超伝導体(下)―材料と応用―』の改訂版として企画されました。
 初版が出版された2005年頃は、高温超伝導体の発見から18年が経過し、初期の重要な研究成果を知らない若手研究者が増えてきた時期でしたが、それからさらに15年以上が経過し、超伝導技術を取り巻く状況も大きく変わりました。鉄系超伝導体など新たな超伝導物質が発見されたことに加え、応用という観点では、すでに実用化フェーズに入っている研究開発もあり、そこでは高温超伝導体だけではなく従来の金属超伝導体が使われているケースも多々あります。
 そのため、本書では、応用研究にフォーカスして内容を完全に刷新することとしました。
 本書は、パワー応用からエレクトロニクス応用まで、超伝導技術のほぼ全域を網羅しているため、内容をより深く理解するためには、その基礎となる薄膜、線材、ジョセフソン接合等の製造方法についても、基礎知識が必要です。
 そこで、「第1部 製法」と「第2部 応用」の2部構成とし、超伝導に関する基礎知識のない読者でも内容が理解できるよう配慮しました。
 高温超伝導体の発見による超伝導フィーバーから30年が経過し、着実に応用が進む超伝導技術の最前線の臨場感が読者に伝われば、企画者の望外の喜びです。

●著者紹介

【編者】
公益社団法人 応用物理学会 超伝導分科会

【著者】
下⼭ 淳⼀(⻘⼭学院⼤学)
荻野 拓(産業技術総合研究所)
内藤 ⽅夫(東京農工大学 名誉教授)
飯⽥ 和昌(名古屋⼤学)
⽇⾼ 睦夫(産業技術総合研究所)
寺井 弘⾼(情報通信研究機構)
⼩林 慎⼀(住友電気工業(株))
飯島 康裕((株)フジクラ)
熊倉 浩明(物質・材料研究機構)
安達 成司(超電導センサテクノロジー(株)(旧 超電導センシング技術研究組合))
⼊江 晃亘(宇都宮⼤学)
筑本 知⼦(中部⼤学)
淡路 智(東北⼤学)
⼤嶋 重利(⼭形⼤学)
圓福 敬⼆(九州⼤学)
鵜澤 佳徳(国⽴天⽂台)
福⽥ ⼤治(産業技術総合研究所)
藤巻 朗(名古屋⼤)
吉原 ⽂樹(情報通信研究機構)
川畑 史郎(産業技術総合研究所)


●目次

第1部 製法
第1章 結晶成長(一般論)
第2章 鉄系超伝導体の薄膜作製
第3章 MgB2の薄膜作製
第4章 Nb、NbN薄膜およびデバイス作製技術
第5章 Bi-2223線材
第6章 REBCO系線材
第7章 低温超伝導線材、Bi-2212線材、MgB2線材、鉄系線材
第8章 酸化物系ジョセフソン接合
第9章 固有ジョセフソン接合

第2部 応用
第10章 送電ケーブル
第11章 高温超伝導マグネット
第12章 マイクロ波受動デバイス
第13章 磁気検出器(SQUID)
第14章 テラヘルツ受信機
第15章 光子検出器
第16章 デジタル集積回路
第17章 量子コンピュータ


【近代科学社Digital】
近代科学社Digitalは、株式会社近代科学社が推進する21世紀型の理工系出版レーベルです。デジタルパワーを積極活用することで、オンデマンド型のスピーディで持続可能な出版モデルを提案します。

【株式会社 近代科学社】
株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 浩昭)は、1959年創立。数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。

【インプレスグループ】
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

【お問い合わせ先】
株式会社近代科学社
TEL:03-6837-4828  電子メール: kdd-qa@kindaikagaku.co.jp

 
 
 

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