近代科学社

書籍検索
ジャンル選択

情報

データ仮説構築データマイニングを通して

著者 岩下 基

著者紹介

データマイニングで重要な仮説の設定について,その枠組みを解説した書物は世の中にあまりない.そこで本書では誰もが一番悩むデータマイニングのための仮説構築の手法を重点的にまとめた.
 更にデータマイニングに必要な,統計スキル・ITスキル・企画スキル・コミュニケーションスキルという4つのスキルを養成するために,2種類のPBLに基づく課題を設定することで,より実践的な学習を目指した.

電子書籍¥2,750 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,750定価(税込)

基本情報

発売日 2017年9月26日
本体価格 2,500円
ページ数 152 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764905498
ジャンル 情報
タグ 情報科学, データサイエンス
電子書籍形式 固定型

主要目次

第1章 データマイニングをする目的は明確か
1.1 本書の構成と利用方法
1.2 データマイニングとは
コラム データマイニングの歴史
1.3 PBLとグループワークの進め方について
コラム 三人寄れば文殊の知恵
1.4 事象やシステム構造の理解

第2章 仮説構築に適したデータを取得しているか
2.1 統計のベンチマークの利用
2.2 公開データおよびアンケート利用時の留意点
コラム 通信設備費用の比較
2.3 バイアスがかかったデータの留意点
2.4 データが無い場合もしくは入手困難な場合の対処
コラム 長期予測に対する考え方

第3章 データをどのように加工するか
3.1 データ群の特徴把握
コラム 企業の平均年収の算出について
3.2 データの並べ方
3.3 データの相関と因果関係
コラム 課題の設定の仕方
3.4 課題 1(3.1~3.3を利用した社会的問題設定)

第4章 仮説構築時に注意することは何か
4.1 抜け落ちている数字に気をつける
コラム 電子タバコ
4.2 偏った立場の意見に気をつける
コラム 圏央道の需要
4.3 混乱を招く数字やグラフによる錯覚に気をつける
4.4 検定について
4.5 課題 2(4.1~4.4 3章を利用した社会的問題設定)

第5章 データの分類はどのように行うのか
5.1 属性分類
5.2 顧客のセグメント化例
コラム 聖地巡礼はニッチ?
コラム 顧客の囲い込み
5.3 各分類手法の特徴の解説
5.4 課題 3(5.1~5.4 3章を利用した社会的問題設定)

第6章 不確かさを考慮した仮説の構築
6.1 条件つき確率と予測
コラム ベイズ理論の歴史的背景
6.2 ベイズの定理(事前事後確率の使い方)とベイズ推定
6.3 ベイズ更新
コラム 送ったメールが届いていない!
6.4 ベイジアンネットワーク

第7章 データマイニングの今後の展望

目次をさらに表示する

著者紹介

岩下 基(いわした もとい)
1983 年 早稲田大学 理工学部数学科卒
1985 年 早稲田大学 大学院理工学研究科数学専攻 博士前期課程修了
1985 年 日本電信電話株式会社入社
1999 年 東日本電信電話株式会社
2003 年 日本電信電話株式会社
1985 年~2003 年 通信ネットワーク構成・評価法の研究,情報システムの開発マネジメント等に従事
2010 年 千葉工業大学教授(現在に至る)
2010 年~ ICTを利用したサービス普及に関するデータマイニング,情報システム管理手法の研究に従事

主要著書
『システム方法論』,コロナ社.(2014)
『情報通信工学』,共立出版.(2012)
『マルチメディア産業応用技術体系』,フジテクノシステム.(1997)(共著)

著者紹介をさらに表示する