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工学

HCDライブラリー 第1巻

人間中心設計の基礎

著者, 編集 黒須 正明
編集 松原 幸行
編集 八木 大彦
編集 山崎 和彦

著者紹介

人間中心設計(Human Centered Design)とは、
 利用者の特性や利用実態を的確に把握し、開発関係者が共有できる要求事項の下、ユーザビリティ評価と連動した設計により、より有効で使いやすい、満足度の高い商品やサービスを提供する一連の活動プロセスである。商品そのものに限らず、商品を利用するための仕組みや付加価値の提供などを通じたユーザ体験(エクスペリエンス)の全体を対象としている。
 この第1巻はHCD(人間中心設計)の基礎となる概念から国内外の規格、マネジメント手法、技術etc.の解説を第一人者である著者が経験をもとに解説しており、現時点でのHCDの集大成と呼べる書籍である。

電子書籍¥3,800 小売希望価格(税別)

紙の書籍¥3,800定価(税別)

基本情報

発売日 2013年6月3日
ページ数 296 ページ ※印刷物
サイズ B5 変形
ISBN 9784764904439
ジャンル 工学
タグ 工学デザイン
電子書籍形式 固定型

主要目次

1.人間中心設計とは
2. ユーザビリティ
3.ユーザエクスペリエンスへの道
4.ユーザエクスペリエンス(UX)
5.人間中心設計のプロセス
6.人間中心ライフサイクルと成熟度
7.人間中心設計の人材
8.利用状況の把握
9.質問紙調査とフィールドワーク
10.結果分析から要求の明確化へ
11.デザインのための基礎知識 ―人間工学と認知心理学
12.デザインのアプローチ
13.デザインの実践
14.デザインの評価1
15.デザインの評価2

引用文献

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著者紹介

著者略歴

黒須 正明(くろす まさあき)
1978 年 早稲田大学文学研究科博士課程単位取得満期退学、日立製作所に入社
     中央研究所で日本語入力方式やLISPプログラミング支援環境などの研究開発に従事。
1988 年 デザイン研究所に移り、インタラクションデザイン、ユーザビリティ評価の研究に従事。
1996 年 静岡大学情報学部情報科学科教授として赴任し、ユーザ工学を体系化。
2001 年 文部科学省メディア教育開発センター教授として赴任。
現 在  放送大学教授。
ユーザ工学の立場から経験工学(XE)、感性体験、人工物ライフサイクルなど、人間と人工物の適切な関係のあり方というテーマに取り組んでいる。
著書には
『ユーザ工学入門』 (1999 年、共立出版、共著)
『ユーザビリティハンドブック』 (2007 年、共立出版、共著)
『コンピュータと人間の接点』 (2013 年、放送大学教育振興会、共著)他がある。

編者略歴

松原 幸行(まつばら ひでゆき)
阿佐ヶ谷美術専門学校プロダクトデザインコース卒業。
1976 年~1983 年 パイオニア
1983 年~2004 年 富士ゼロックスに勤務。
フリーを経て2006 年にキヤノンへ入社。
総合デザインセンターに所属し現在に至る。
また、教員として1998 年~2004 年青山学院大学大学院非常勤講師を勤める。
その他、TC159 SC4/WG6に所属しISO 13407規格制定に参加(1999 年発行)
ISO/IEC 24755エディター(2007年発行)、HCD-Net理事(2004 年~現在)
2012 年より副理事長を担当し現在に至る。
加えて2011 年からSF映画SIGの主査を兼務している。
著書には
『ヒューマンインタフェース』(1998 年、オーム社、共著)
『デザインセクションに見る創造的マネージメントの要諦』(2005 年、海文堂、共著)他がある。

八木 大彦(やぎ おおひこ)
1962 年 京都工芸繊維大学卒業。
同 年  株式会社リコー入社、デザイン部門で商品デザイン担当。
1963 年 第4回機械デザインコンクール通産大臣賞。
1969 年 9 月~12 月、日本貿易振興会昭和44年度短期デザイン研究員として北米の市場調査。
1990 年 「MMC(Man Machine Communication)推進室」を設立、全社啓蒙活動を推進。
1997 年 リコーを退職。
2000 年 公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科教授、ユーザーセンタード・デザインを専門として担当。
2007 年 3 月、同大学退職、名誉教授に就任。
2003~2008 年 北海道教育大学大学院非常勤講師。
現 在  人間中心設計推進機構監事。
著書には
『テクノロジー・ウォッチング』(1993 年、新曜社、共訳)
『人を賢くする道具』(1996 年、新曜社、共訳)他がある。

山崎 和彦(やまざき かずひこ)
京都工芸繊維大学卒業、神戸芸術工科大学博士課程修了。
クリナップ工業デザイン室、日本IBM デザインセンター、玉川大学非常勤講師を経て、2007年より千葉工業大学教授(デザイン科学科)。
加えて現在は、京都工芸繊維大学・非常勤講師、人間中心設計機構・副理事長、日本デザイン学会・理事。
専門はユーザーエクスペリエンス、プロダクトデザイン、ユーザーセンタード・デザイン、情報デザイン、デザイン戦略等に関連する研究および実践。
著書には
『使いやすさのためのデザイン』(2004 年、丸善出版、共著)
『プロダクトデザイン』(2009 年、ワークス、共著)
『情報デザインの教室』(2011 年、丸善出版、共著)
『エクスペリエンスビジョン』(2004 年、丸善出版、共著)他がある。

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