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デジタルコンテンツアセッサ入門DCA資格 2級・3級テキスト

編集 一般社団法人インターネットコンテンツ審査監視機構

著者紹介

インターネットコンテンツのリスク対策資格!
 インターネットコンテンツ審査監視機構(I-ROI)が主催するデジタルコンテンツアセッサ(DCA)資格取得のテキストである。3級は、インターネットを安全かつ効率的に使えることを保証し、大学生、会社員や公務員、小中学校の教員などに推奨できる。2級はコンテンツの発信者として基礎的能力と知識を持っていることを示す資格である。また、同資格取得を念頭にインターネットリテラシー教育を行っている大学も増えつつある。
 資格取得にむけて本書の1,2部は、3級のiコンプライアンス部分について解説を行い、2級の試験に関しては本書の内容から出題される。まさにインターネットコンテンツのリスク対策が問われている現代社会にとって必須のスキルである。
・試験対策に役立つ演習問題付き

電子書籍¥2,640 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,640定価(税込)

基本情報

発売日 2016年3月24日
本体価格 2,400円
ページ数 256 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764905016
ジャンル 情報
タグ ウェブデザイン, 教科書
電子書籍形式 固定型

主要目次

序文 インターネットのクレディビリティ回復に向けて

第1部 基礎編 iコンプライアンスと社会
第1章 インターネット・ガバナンスとしてのiコンプライアンス
1.1 インターネットとiコンプライアンス。
1.2ネットワーク中立性とガバナンス
1.3 政府規制のメリットとデメリット

第2章 自主規制と共同規制によるiコンプライアンス
2.1 自主規制のメリットとデメリット
2.2 共同規制が担う責務

第3章 インターネット上の青少年保護と青少年インターネット環境整備法
3.1 青少年のインターネット利用から生ずる諸問題
3.2 青少年インターネット環境整備法の目的と構造
3.3 事業者に対する責務および特定サーバー管理者に求められる責務

第4章 第三者機関による社会的自主規制体制
4.1 第三者機関の社会的機能
4.2 第三者機関の理論的側面
4.3 ウェブコンテンツを認定する第三者機関

第2部 法令編 iコンプライアンスと関連法規
第5章 インターネット上の違法・有害情報
5.1 違法・有害情報とは
5.2 違法情報
5.3 有害情報

第6章 個人の権利侵害とプロバイダ責任
6.1 プロバイダの責任とは
6.2 プロバイダ責任制限法と民事責任...
6.3 発信者情報開示
6.4 プロバイダの刑事責任

第7章 インターネットでのコンテンツ利用の注意
7.1 インターネット上のコンテンツ利用
7.2 著作権とは
7.3 肖像権に関する注意点
7.4 コンテンツに関する権利者からの申立

第8章 インターネット上の個人情報保護
8.1 個人情報保護制度の基礎
8.2 個人情報保護法の概要
個人情報保護のための自主的取組み(プライバシーマーク制度)

第9章 不正アクセス
9.1 不正アクセスの現状..
9.2 不正アクセス禁止法の概要
9.3 改正前不正アクセス禁止法に定める禁止行為
9.4 アクセス管理者に対する義務
9.5 コンプライアンスリスク

第3部 実務編 デジタルコンテンツアセッサに求められる責務
第10章 デジタルコンテンツアセッサのリスクマネジメント業務
10.1 リスクマネジメントの基礎
10.2 リスクマネジメントの標準規格
10.3 デジタルコンテンツアセッサにおける

第11章 デジタルコンテンツの評価と違法・有害情報の規制
11.1 各国の違法・有害情報の規制とレイティング
11.2 日本における経緯

第12章 違法・有害情報等のリスク対策と特定サーバー管理業務
12.1 コンテンツの種類
12.2 違法・有害情報のリスク
12.3 特定サーバーの管理業務
12.4 第三者機関を利用した自主規制

第13章 有害情報コントロールの実務
13.1 有害情報コントロールの仕組み
13.2 有害情報コントロールの事例研究(書籍出版との比較)
13.3 第三者機関が定めた基準を用いたセルフレイティング(セルフアセスメント)の仕組み (I-ROIの例)
13.4 I-ROI が推奨するデジタルコンテンツのセルフレイティングの実務

第14章 iコンプライアンスと運用管理・体制整備の実務
14.1 iコンプライアンスプログラム (iCP)が求められる背景
14.2 DCAに関わる青少年インターネット環境整備法以外の法律
14.3 iコンプライアンスの理念とiCP
14.4 標準的な業務管理手法に則ったiCPの実施
14.5 I-ROIが推奨するiコンプライアンスのチェックの実務

第15章 ソーシャルメディアのリスク対策
15.1 高まるソーシャルメディアのリスク
15.2 ソーシャルメディアのインシデントの実態
15.3 ソーシャルメディアの監視・監査の実務
15.4 ソーシャルリスクの管理の実務

参考資料
資料1 デジタルコンテンツアセッサ (2級・3級)が持つべき能力
資料2 DCA資格制度の概要
資料3 用語解説
資料4 演習問題

索引
著者紹介

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著者紹介

白鳥 令 (しらとり れい)
インターネットコンテンツ審査監視機構代表理事、日本政治総合研究所理事長、マルタ共和国名誉総領事。
獨協大学名誉教授、東海大学名誉教授。
元世界シミュレーション&ゲーミング学会会長。
著書は
『政治発展論』(東洋経済新報社)
『ゲームの社会的受容の研究』(編著、東海大学出版会)等30冊以上。

齋藤 長行 (さいとう ながゆき)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程修了。博士(メディアデザイン学)。
経済協力開発機構(OECD)ポリシーアナリストを経て、株式会社KDDI研究所研究主査。
お茶の水女子大学非常勤講師、
慶應メディアデザイン研究所リサーチャー、総務省情報通信政策研究所特別主任研究員を兼務。

上沼 紫野 (うえぬま しの)
虎ノ門南法律事務所弁護士。東京大学法学部卒。
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構常任理事、情報セキュリティ大学院大学客員准教授、司法研修所刑事弁護教官(平成24~27年)等。
主著に
『ソーシャルメディア活用ビジネスの法務』(共著、民事法研究会)
『著作権法実戦問題』(共著、日本加除出版)がある。

曽我部 真裕 (そがべ まさひろ)
京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。修士(法学)。
現在、京都大学大学院法学研究科教授(憲法)。BPO(放送倫理・番組向上機構)放送人権委員会委員。
最近の主な著書に『情報法概説 』(共著、弘文堂)がある。

市川 穣 (いちかわ ゆたか)
慶應義塾大学大学院修士課程(民事法学)卒。
現在、慶應義塾大学法科大学院非常勤講師。
経済産業省「電子商取引及び情報財取引に関する準則」策定WGメンバー。
著書に「著作権法実践問題」(共著、第一法規)がある。

西澤 利治 (にしざわ としはる)
株式会社電脳商会代表取締役。女子美術大学非常勤講師。
立教大学法学部卒。
行政書士、システム監査技術者、公認内部監査人(CIA)、ITコーディネータ。
所属はシステム監査学会、日本内部監査協会、デジタル教科書学会。

鎌田 真樹子 (かまた まきこ)
株式会社魔法の iらんど 安全安心インターネット向上推進室室長、
違法有害情報相談センター実務アドバイザーを経て現在、デジタルハリウッド大学特任教授、モバイルコンテンツ審査監視機構理事。

空閑 正浩 (くが まさひろ)
鹿児島大学工学部機械工学科卒業。
現在、三菱マテリアル株式会社にて生産技術部門に従事。
公益財団法人日本生産性本部認定 経営コンサルタント。

長沼 将一 (ながぬま しょういち)
東京都立大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程単位取得退学。修士(工学)。
現在、学校法人モード学園法人本部eプロジェクト室員、青山学院大学社会連携機構ヒューマン・イノベーション研究センター客員研究員。
教育工学、教育への ICT活用の研究に従事。

久保谷 政義 (くぼや まさよし)
東海大学大学院政治学研究科博士課程後期修了。博士(政治学)。
東海大学教養学部非常勤講師、インターネットコンテンツ審査監視機構事務局。
著書に『ゲームの社会的受容の研究 』(共著、東海大学出版会)等がある。
編集委員長

土谷 茂久 (つちや しげひさ)
インターネットコンテンツ審査監視機構理事、国際シミュレーション&ゲーミング学会名誉会員・評議員、
日本シミュレーション&ゲーミング学会フェロー・元会長、元千葉工業大学教授。博士(学術)(東京大学先端学際工学)。
著書に『柔らかい組織の経営』(同文館)等がある。

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