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未来を創る「プロジェクト学習」のデザイン

著者, 編集 美馬 のゆり
著者 冨永 敦子
著者 田柳 恵美子

著者紹介

17年間のプロジェクト学習のノウハウがここに!
 本書は、はこだて未来大学で17年間の試行錯誤の中で蓄積してきた、プロジェクト学習実施のためのノウハウやデザイン原則についてまとめたものである。
 第1章では、プロジェクト学習が生まれてきた背景とその意義、根底にある学習理論について解説。第2章では、同大学の事例で、プロジェクト学習の1年間の流れを紹介する。第3章では、同大学のプロジェクトの事例を複数紹介する。他分野の読者でも大変参考になる。第4章と第5章では、実際にプロジェクト学習を始め、運営していく際に必要なノウハウを紹介する。初めに、プロジェクト学習をデザインする際のチーム編成や空間、設備、予算、実施のためのガイドラインを具体的に示し、次に、教員の役割について説明する。第6章では、プロジェクト学習の社会的応用について考える。
 プロジェクト学習にかかわるすべての教育者、必携必読の書である。

紙の書籍¥2,750定価(税込)

基本情報

発売日 2018年10月4日
本体価格 2,500円
ページ数 196 ページ ※印刷物
サイズ B5 変形
ISBN 9784764955554
ジャンル その他
タグ 教育機関向け, 公立はこだて未来大学出版会, 教科書
電子書籍形式 販売なし

主要目次

第1章 プロジェクト学習とは何か
1.1 誕生の背景
1.2 学習への新しいアプローチ
1.3 プロジェクト学習の本質
1.4 さまざまな誤解
1.5 三方よしのプロジェクト学習
第2 章 未来大のプロジェクト学習
2.1 カリキュラムにおける位置づけ
2.2 運営体制
2.3 年間スケジュール
2.4 21 世紀型スキルの育成
第3 章 プロジェクト学習実践紹介
3.1 使ってもらって学ぶフィールド指向システムデザインプロジェクト
3.2 観光プロジェクト
3.3 ご当地キャラクターデザインプロジェクト
3.4 函館発新体験開発プロジェクト
3.5 医療プロジェクト
3.6 筋電義手プロジェクト
3.7 ミライケータイプロジェクト
3.8 Q&A─初心者の疑問
第4 章 プロジェクト学習のデザイン
4.1 実施規模と編成
4.2 空間・設備・ICT
4.3 テーマの設定
4.4 予算
4.5 実施のためのガイドライン4
4.6 導入ガイダンス
4.7 成績評価と学習ポートフォリオ
第5 章 教員の役割
5.1 チームを作る
5.2 円滑に進めるために
5.3 実施にむけて
第6 章 社会への応用
6.1 社会的活動における学習の理論
6.2 学習する地域を目指して
6.3 生涯学習社会に向けて
6.4 大学教育からのスピンオフ事例

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著者紹介

美馬のゆり(みま のゆり)
【はじめに、1 章、4 章、5 章、あとがきにかえて】
公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科教授。
電気通信大学大学院情報システム学研究科修了、博士(学術)。
公立はこだて未来大学および日本科学未来館の設立計画策定に携わる。
設立後は、大学では教授、科学館では副館長(2003─2006)を務める。
NHK 経営委員、中央教育審議会委員、科学技術・学術審議会委員などを歴任。
認知科学、教育学、情報学の観点から、子どもから大人までを対象に、学習環境デザイン研究を行っている。

冨永敦子(とみなが あつこ)
【2 章、3 章】
公立はこだて未来大学メタ学習センター教授。
早稲田大学大学院人間科学研究科修了、博士(人間科学)。
日本電気ソフトウエア(現 NEC ソリューションイノベータ)、フリーランスのテクニカルライター、早稲田大学オープン教育センター助手、早稲田大学人間科学学術院助教を経て
2014 年公立はこだて未来大学に着任。
専門は教育工学。
おもな研究テーマは、インストラクショナル・デザインをベースにした授業設計、学習支援とその効果検証。

田柳恵美子(たやなぎ えみこ)
【6 章】
公立はこだて未来大学社会連携センター教授。
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科修了、博士(知識科学)。
科学技術系の研究広報や研究評価等の企画コンサルティングに携わった後、
2008 年より公立はこだて未来大学特任准教授、特任教授を経て
2012 年より教授。
2014 年より社会連携センター長を兼務。
知識社会学、情報社会論、地域イノベーション論などを専門とし、研究と社会的実践を両輪とする活動を目指している。

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