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工学

詳説 ユーザビリティのための産業共通様式

著者 福住 伸一
著者 平沢 尚毅

著者紹介

CIFの記述方法を、具体例を挙げて解説!

 「ユーザビリティのための産業共通様式」(CIF: Common Industry Format for usability)は、ISO9241-210(人間中心設計)で定義されている各活動の成果(利用状況、ユーザニーズ、ユーザ要求事項、評価結果)を記述するために規格化された書式です。決められた書式で表現することにより読者が共通した理解を得ることができ、人間中心設計を適用しようとする人の知識や経験に違いがあっても、活動成果を同じように表現することができます。本書では、具体的な例を用いてその記述方法を詳細に解説します。

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基本情報

発売日 2024年3月29日
本体価格 3,000円
ページ数 212 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN(POD) 9784764960787
ISBN
(カバー付単行本)
9784764906853
ジャンル 工学
タグ 人間中心設計, 近代科学社Digital
電子書籍形式 リフロー型

主要目次

第1章 ユーザビリティのための産業共通様式
1.1 人間工学規格と関連する情報技術規格
1.2 人間中心設計関連規格とCIF
1.3 人間中心設計プロセス規格ISO 9241-220
1.4 作業成果物によるプロセス管理
1.5 CIFの具体的構成
1.6 製品品質と利用時品質

第2章 利用状況記述書
2.1 利用状況記述書の概要
2.2 利用状況とは
2.3 利用状況記述書の内容
2.4 利用状況の初期段階の記述
2.5 利用状況の記述内容
2.6 利用状況記述書の事例

第3章 ユーザニーズ報告書
3.1 ISO/IEC 25064の概要
3.2 ユーザニーズ報告書とは
3.3 ユーザニーズ報告書の種類
3.4 ユーザニーズ報告書の内容
3.5 ユーザニーズ報告書の事例

第4章 ユーザ要求事項仕様書
4.1 ISO 25065の概要
4.2 ユーザ要求事項とは
4.3 ユーザ要求事項の記述
4.4 ユーザ要求事項仕様書の内容
4.5 ユーザ要求事項仕様書の妥当性の確認
4.6 ユーザ要求事項の記述例

第5章 ユーザビリティ評価報告書
5.1 ISO/IEC 25062およびISO/IEC 25066の概要
5.2 ユーザビリティ評価報告書とは
5.3 ユーザビリティ評価報告書の目的
5.4 ユーザビリティ評価の実施
5.5 ユーザビリティ評価報告書の内容
5.6 調達における利用
5.7 ユーザビリティ評価報告書の事例

第6章 事例集
6.1 本章の概要
6.2 事例:天気予報サイト
6.3 事例:バス(乗合自動車)
6.4 事例:ネットバンキング
6.5 事例:組織内で用いるインハウスコミュニケーションシステム
6.6 事例:自治体業務支援システム
6.7 事例:クルーズ観光予約サイト
6.8 事例:ワイヤレスディスプレイアダプタ
6.9 事例:害獣監視カメラシステム

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著者紹介

福住 伸一(ふくずみ しんいち)
国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター 副チームリーダー
東京都立大学客員教授、公立千歳科学技術大学客員教授、(一社)人間中心社会共創機構理事
1986年慶應義塾大大学院工学研究科修士課程修了。同年NEC入社。2018年4月より理化学研究所。東京大学情報学環客員研究員。工学博士(慶應義塾大学)、認定人間工学専門家。
科学技術の社会受容性の研究、ヒューマンインタフェースの心理学的・生理学的研究および人間中心設計プロセス関連の研究開発に従事。日本人間工学会理事、人間工学専門家認定機構長、ヒューマンインタフェース学会理事・監事を歴任。
2008年より金沢工業大学感動デザイン研究所非常勤講師、2010年より首都大学東京(現東京都立大学)大学院システムデザイン専攻非常勤講師、2014年度はこだて未来大学客員教授。ISO TC159(人間工学)/SC4(HCI)国内委員会主査および国際エキスパート。ISO/IEC JTC1/SC7(ソフトウェアエンジニアリング)Quality in Use 国際チーフエディタ。2020年よりISO TC159/SC4-ISO/IEC JTC1/SC7 Joint Working Group28(Common Industry Format for usability)共同議長。2021年度経済産業省産業標準化事業経済産業大臣賞受賞、2023年度情報処理学会国際規格開発賞受賞。

平沢 尚毅(ひらさわ なおたけ)
小樽商科大学商学部教授
(一社)人間中心社会共創機構理事、ISO TC159/SC4/WG5&WG6およびISO TC159/SC4-ISO/IEC JTC1/SC7 Joint Working Group28 国内審議委員
1990年小樽商科大学助手、2009年教授、現在に至る。1996年HUSAT客員研究員、2005年(特非)人間中心設計推進機構創設メンバー。
主に人間中心設計プロセスマネジメントに関する研究に従事。
人間中心設計推進機構理事, 電子政府推進委員北海道地区会長、国立大学法人情報系センター協議会会長、日本人間工学会理事等を歴任。

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