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非AI的心脳理論共鳴するD-A構造

著者 高橋 英之

著者紹介

如何にして類似を知るか――その原理に迫る。

「共鳴」が心脳の基礎である。本書は「心脳」のトータルな技術的理解を目指す(心脳とは脳機能の発揮としての心をいう)。〈類似〉が一つの基本原理であり、物や事やヒトに対して、心脳はその類/非類を類似/不類似(あるいは同/異)によって知る。共鳴がどうやって起きるのか、共鳴がどう使われるのか。そのメカニズムの技術的議論が本書の一つの中心テーマになる。
本書の目的は、心脳のトータルな理解である。本書で、心脳の全体を貫く一つの“大通り”について理解できると考える。
現在、技術の側では、ディープ・ラーニングや生成AIの発展によってAIが人間を陵駕する可能性が本気で言われる時代である。それに対して学問の側が、人間と心脳をどう捉えるかを表明することは“社会的にも”意味のあることだと思う。例えば本書はイヌ等の「無言語知能」にも関心をもつ。そこらがヒト心脳の出自であり、基礎である。現在の生成AI等は、言語に偏し過ぎているかに思われる。本研究は実用が目的でない、心脳の理解自体が目的の、全的な心脳論をめざしたい。本書が広く社会に受けとめられることを願う。

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基本情報

発売日 2025年6月27日
本体価格 5,300円
ページ数 440 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN(POD) 9784764961128
ISBN
(カバー付単行本)
9784764907522
ジャンル その他
タグ 教養, 近代科学社Digital
電子書籍形式

主要目次

第1章 総論――心脳内3D空間、類像、共鳴
第2章 推理論――原因追究の推論
第3章 制御論――コントローラはアルゴリズムではない、外界との連動、非手続き性
第4章 物体論――一部/全体則と一部/全部則、要因の分離と主・述の分離
第5章 行為論――行為の要因、行為のモデル、価値
第6章 言語論――メタ、三項関係の捉え直し、類像ベースの言語意味論
第7章 公理論――心脳理論の公理系
付録A 英文アブストラクト(An English abstract)

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著者紹介

高橋 英之(タカハシ ヒデユキ)
1967/72/75年 京都大学理学部卒業/同・大学院修了/同・理学博士
2009年 日本大学理工学部教授(情報科学担当)退職

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