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工学

ユニバーサルデザインモビリティの展望誰もが移動できる社会へ

著者 西山 敏樹
著者 田中 晴美

著者紹介

誰もが共栄できる地域のあり方を

高度経済成長期からバブル経済期に造成されたいわゆるニュータウン地域は約半世紀経年しました。住民は一斉に高齢化し、運転免許証返納者、移動困難者が増加しています。一方、公共交通は担い手不足で大幅減便となり、生活者は移動が侭ならなくなっています。そこで、車いすユーザーの乗降、介助容易な居住性など備えた新しいUDモビリティを考案しました。産官学民協働による実証実験のプロセスを紹介しながら移動困難者の社会活動を容易にし、誰もが共栄できる地域のあり方を提言します。

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基本情報

発売日 2025年10月31日
本体価格 2,100円
ページ数 136 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN(POD) 9784764961203
ISBN
(カバー付単行本)
9784764907638
ジャンル 工学
タグ 工学デザイン, 近代科学社Digital
電子書籍形式 リフロー型

主要目次

第1章 失われてきた移動権(交通権)とモビリティの現代的課題
1.1 移動の自由と拘束
1.2 移動弱者と呼ばれる人たちの心理的障壁
1.3 外出機会から始まる社会参加
1.4 介助者依存の社会システムの課題
1.5 自治体行政の政策転換:効率主義から多様性対応へ
1.6 従来型福祉政策の限界から、包括的都市改革へ

第2章 ユニバーサルデザインモビリティの現状課題
2.1 バリアフリーとユニバーサルデザイン
2.2 交通機関におけるアクセシビリティの課題
2.3 UDタクシーの設計理念と利用実態

第3章 モビリティ実態調査による多角的分析
3.1 障がい者と交通に関する繰り返されるトラブル
3.2 一般ユーザーのモビリティニーズと課題
3.3 タクシー事業者が直面する運用上の諸問題
3.4 行政機関における交通政策の現状:都市部・郊外の比較

第4章 次世代ユニバーサルデザインモビリティのモデル化
4.1 新しい車両を考案する上で外せない原則
4.2 UD車両の3タイプモデル類型と特性
4.3 モニタリング調査の方法と結果分析
4.4 最適車両モデルのコンセプト及び設計仕様

第5章 モビリティの工学的設計と評価
5.1 3DCADを活用した設計プロセス
5.2 各専門家視点による安全性・快適性の評価
5.3 車いす乗車のリスク分析と対策
5.4 モデリング評価調査

第6章 オールドニュータウン再生とモビリティ活用
6.1 マイカー依存と都心回帰型現象がもたらす地域課題
6.2 実証実験車両の特性
6.3 グリーンスローモビリティでの応用
6.4 産官学連携による地域モビリティ革新の実践へ
6.5 ユニバーサルデザイン車両がもたらす地域再生と住民のウェルビーイング

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著者紹介

田中 晴美(たなか はるみ)
東京都市大学博士後期課程
特別支援学校、淑徳大学社会福祉学部卒業後、地方自治体に38年間勤め、定年後、再任用で勤めながら、障がい当事者及び地方公務員での知見を活かし、東京都市大学大学院でユニバーサルデザインモビリティの研究を続けている。先天性障がいで現在は車いすユーザー。

西山 敏樹(にしやま としき)
東京都市大学都市生活学部・大学院環境情報学研究科教授。博士(政策・メディア)。1976年東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部社会経営コース卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究専任講師(後に呼称変更で特任講師)、慶應義塾大学医学部特任准教授、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任准教授、および東京都市大学都市生活学部・大学院環境情報学研究科准教授等を経て現職。一般社団法人日本イノベーション融合学会元理事長。一般社団法人日本テレワーク学会理事・学術部長、特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会評議員等の学会役職を務める。専門領域はユニバーサルデザイン、モビリティデザイン、社会調査法等。交通用車両の開発に関する大型プロジェクトを多数経験。ユニバーサルデザインに関わる地域開発を多数手掛けており、研究や実務の成果の表彰も合計26件にのぼる。関連の著書も31冊にのぼる。一般社団法人日本イノベーション融合学会では理事長として、DX検定やDXビジネス検定を手掛け約600事業者,のべ36000人の受検者を生み出してきた。近年は、路線バス事業(経営問題・運転士不足問題等)をはじめテレビ・ラジオ・新聞・インターネットメディアへの出演回数も多数にのぼる。

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