計算機やディジタル回路の基礎を学んだ学生や技術者を対象に、論理回路の合成や解析をするための理論を詳述した。教科書としても使いやすいように、内容を3部に分けてある。第1部(1~5章)は数学的基礎や論理関数ついて、第2部(6~8章)は順序回路を、第3部(9~13章)は多段論理合成などを解説している。第3部では、論理自動合成のための理論や論理関数を用いた合成法を紹介する。
第4版について
英語版出版後、R.S.Stankovic教授のご尽力でセビリア語版が出版された。今回は、初版出版後10年を経過したのを記念に、日本語版を海外版に統一して、第9章を二つの章に分割した。また、LATEXのコンパイラを新しいものに変えたため、レイアウトが変わり、ページ数も増えている。主な変更:第6章の説明の順序。第9章と第10章。主な追加:図2.8、例3.4、図7.1、図9.3、図9.4、図9.5、第10章。演習問題追加:4.18、11.28、13.23。参考文献追加