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工学

製品開発のためのHCD実践ユーザの心を動かすモノづくり

著者 福住 伸一
著者 笠松 慶子

著者紹介

「人が中心」のモノづくり!

著者らがこれまで積み重ねてきたHCD(人間中心設計)関連の資料と研究成果をコンパクトにまとめた一冊.
HCDの基礎から応用までをひと通り解説する教科書的な内容となっているが,「製品開発」に焦点を当てていることが本書の最大の特長.HCDを駆使してユーザに受け入れられるモノづくりをするための手法が,豊富な実例とともに語られている.
HCDを学ぶ学生への実践的教科書として,若手開発者・エンジニアの指南書として,さらにはプロジェクトマネジメントに携わる人々の参考書として使える一冊.

電子書籍¥2,750 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,750定価(税込)

基本情報

発売日 2021年8月26日
本体価格 2,500円
ページ数 192 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764906341
ジャンル 工学
タグ 工学デザイン, 人間中心設計, 教科書
電子書籍形式 固定型

主要目次

1 人間中心設計について
1.1 人間中心設計とは
1.2 国際標準における人間中心設計
1.3 ユーザビリティとユーザエクスペリエンス
1.3.1 ユーザビリティ
1.3.2 UX の定義
1.3.3 ユーザーエクスペリエンス(UX)の具体例
1.3.4 指標化
1.4 人を扱う研究開発実践における倫理

2 利用状況の理解および明示
2.1 ユーザの特定
2.2 利用状況の記述書
2.3 具体的事例 ―― ユーザ特性と利用状況
2.3.1 エンタープライズ業務システム
2.3.2 組織内で用いるインハウスコミュニケーションツール
2.4 利用状況の把握を実現するための関連研究
2.4.1 医療現場における情報共有
―― フィールド観察調査を通じた IT 化の役割と課題
2.4.2 開発者を支援する要求明確化フレームワークの構築と実践

3 ユーザ要求事項の明示とユーザ要求事項に対応した設計解の作成
3.1 合意形成
3.2 ユーザ要求事項の仕様書
3.3 具体的事例 ―― HI の特定および方針策定
3.3.1 エンタープライズ業務システム
3.3.2 組織内で用いるインハウスコミュニケーションツール
3.4 ユーザ要求事項の明示を実現するための事例研究
3.4.1 魅力評価のための感性指標および生理指標の提案
―― 携帯電話における初期使用時について
3.4.2 中長期使用時における操作性に関する魅力の感性要因

4 ユーザ要求事項に対する設計の評価
4.1 ユーザビリティ評価と設計の評価
4.1.1 効果
4.1.2 効率
4.1.3 満足
4.1.4 適合性評価
4.2 ユーザビリティ評価の事例研究 ―― クリーナーグリップ
4.3 設計に対する評価の具体的事例 ―― 画面配色が及ぼす影響
4.4 評価手法の事例研究
4.4.1 ユーザビリティ定量化手法の構築
―― 客観的評価のためのチェックリストと支援ツールの開発
4.4.2 Visual performance and comfort test の妥当性検証
―― 日本語文字を適用したディスプレイ比較評価

5 基盤研究からの実践事例
5.1 活動プロジェクト組織
5.2 社会提案型プロジェクト
5.2.1 空き家問題 ―― ライフスタイルの変化と住まいの課題
5.2.2 民泊に関わるユーザエクスペリエンス
5.2.3 Smart Space 化のための IoT 開発
5.2.4 交民家としての提案
5.3 基盤技術を製品化へ
5.3.1 自律走行ロボットによる照度測定
5.3.2 装置本体の外装デザイン
5.3.3 イメージムービーと説明ムービーの制作
5.4 先行デザイン提案 ―― UX を重視したアイデア発想提案手法
5.4.1 カーエアコンパネルおよびボタン調査
5.4.2 VR および視線計測による視認性の検証と分析
―― 見やすいパネルデザインとは?
5.4.3 メンタルモデルの仮説分析
5.4.4 デザイン要素の検討
5.4.5 各ペルソナに対応したデザイン提案
5.4.6 新たな価値創出のための仮説を活用した HCD プロセス

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著者紹介

福住 伸一(ふくずみ しんいち)
国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター研究員
東京都立大学客員教授、公立千歳科学技術大学客員教授
1986 年 慶應義塾大学大学院工学研究科修士課程修了。
同  年 NEC 入社。2018 年 4 月より現職。
工学博士(慶応義塾大学)。
認定人間工学専門家、NPO 人間中心設計推進機構認定人間中心設計専門家。
科学技術の社会受容性の研究、ヒューマンインタフェースの心理学的・生理学的研究および人間中心設計プロセス関連の研究開発に従事。
日本人間工学会理事、人間工学専門家認定機構長、ヒューマンインタフェース学会理事・監事を歴任。
2014 年度はこだて未来大学客員教授。
ISO TC159(人間工学)/SC4(ヒューマンシステムインタラクション)国内委員会主査および国際エキスパート。
ISO/IEC JTC1/SC7(ソフトウェアエンジニアリング)Quality-in-use(利用時品質)国際エディタ。
2020 年より ISO TC159/SC4-ISO/IEC JTC1/SC7 Joint Working Group28(Common
Industry Format for usability:ユーザビリティのための産業共通様式)国際 WG 共同議長。

笠松 慶子(かさまつ けいこ)
東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科教授
青山学院大学大学院理工学研究科経営工学専攻博士前期課程修了。
青山学院大学理工学部経営工学科助手、情報テクノロジー学科助手、産業医科大学生態科学研究所人間工学教室助手、
金沢工業大学情報フロンティア学部心理情報学科講師・准教授、首都大学東京システムデザイン学部インダストリアルアートコース准教授を経て、現職。
博士(工学)。
ユーザエクスペリエンスに基づいたプロダクトデザイン研究、デザインのための人間工学の活用手法、心理・生理特性を考慮した働き方研究、人間中心設計プロセス関連の研究開発に従事。
日本人間工学会理事、日本人間工学会アーゴデザイン部会幹事、日本人間工学会感性情報処理・官能評価部会部会長。
東京都立大学リサーチコアserBOTinQコア長。

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