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『実践ロボットプログラミング 第4版』
著者 藤井隆司スペシャルインタビュー

 



Interviewee

藤井隆司(ふじい たかし)
1998年 中部大学大学院博士前期課程修了
2000年 中部大学工学部教育技術員
2008年 名古屋工業大学大学院博士後期課程修了,博士(工学)
2011年 中部大学全学共通教育部助教
2013年 中部大学全学共通教育部講師
2018年 中部大学工学部講師
2024年 中部大学人間力創成教育院情報教育プログラム講師
ロボット制御,信号解析・処理の研究に従事.


著者の藤井 隆司先生に著書の特徴や教科書の使い方のポイントなどをお伺いしました。

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Q.  どのようなことを意識して『実践 ロボットプログラミング第4版』(以下:本書)をご執筆されましたか。
藤井ーロボットプログラミングは、単に命令を書くだけでなく、「思った通りに動かすために考える力」を育てる学びだと考えています。そこで本書では、難しい説明を先に並べるのではなく、実際に動かしながら仕組みを理解できる流れを意識しました。初学者でも達成感を得やすく、学びを積み上げられることを大切にして執筆しました。

Q. 教科書として使いやすいように工夫した点を教えてください。
藤井ー授業で扱いやすいように、内容を段階的に配置し、基礎から応用へ無理なく進める構成にしました。また、各項目で「何を学ぶのか」「何ができるようになるのか」が見えやすいように整理し、実習と説明の往復で理解が深まるよう工夫しています。また、1つの動作に対してワードブロックとPython言語も併記しました。初学者はワードブロックを実践し、慣れてきたら同じ動作をPython言語で学習することで、より専門的なプログラミング言語の学習が可能となります。授業時間や学習者の習熟度に応じて、取り上げる範囲を調整しやすい点も意識しました。

Q. 教える立場での本書の使い方のポイントなどがあれば教えてください。
藤井ー教える際には、最初から正確な理解を求めすぎず、まずは「動いた」や条件によって「変わった」という体験を重ねることを意識していただけるとよいと思います。本書は、試して結果を見る学習に向いた構成ですので、まず実行し、その後に理由を考える流れがおすすめです。また、1つの教材で2人ペアで作業を進めたり、学習者同士で結果を比較したり、条件を変えて試したりすると、理解がより深まります。

Q. 自習など自学で使うときの本書の使い方のポイントなどがあれば教えてください。
藤井ー独学で進める場合は、先を急いで読み進めるよりも、実際に手を動かしながら一つずつ確かめることをおすすめします。特に、うまく動かなかった場面は学びの宝庫です。コードや設定を少し変えて試すことで、理解が大きく深まります。本書を「読む本」というより「試して発見する本」として使っていただけると、力がしっかり身につくと思います。

Q. インタビューをお読みいただいた皆様へメッセージをお願いします。
藤井ーロボットプログラミングは、技術を学ぶだけでなく、自分の考えを形にし、試行錯誤を通して成長できるとても魅力的な分野です。本書が、はじめて学ぶ方にとっての心強い一冊となり、教える方にとっても授業づくりの支えになれば嬉しく思います。ぜひ実際に動かしながら、学ぶ楽しさと発見の面白さを味わってください。
藤井先生お忙しい中、誠にありがとうございました。
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インタビューの中で出てきた書籍情報はこちら!

実践ロボットプログラミング 第4版

本書ではLEGO Education SPIKE プライムを用いたロボットプログラミングの方法を解説しています。初心者でも「基礎編」「応用編」の順に学習を進めていくことで、ロボットプログラミングを段階的にマスターできるよう構成。GUIプログラムとPython言語の開発環境が用意されているため、本書でも2種類のプログラムを併記しました。第4版は実践的なPythonプログラムの使い方であるリストやクラス定義などを新たに追加し、実際のロボットプログラムが理解できる内容になっています。


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【株式会社 近代科学社】

株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚浩昭)は、1959年創立。
数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。