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グラフ・ネットワークアルゴリズムの基礎数理とCプログラム

著者 浅野 孝夫

著者紹介

ネットワーク・人工知能の基礎となるグラフ・ネットワークを学ぶ
グラフ・ネットワークアルゴリズムの背後に横たわる数理を,例題と図を多用して,直観的なイメージを抱いて思考を巡らせながら理解できるよう,配慮.また,ほとんどのアルゴリズムにC言語によるプログラムを与え,出力結果を確認できるようにしている.さらに,各章での内容を効果的に復習できるように,章末の演習問題とともに多くの問題でその解答例を付している.
また,著者の『アルゴリズムの基礎とデータ構造:数理とC プログラム』の続編でもある.
アルゴリズムの基礎を学んだ読者が,より有用性のあるグラフ・ネットワークアルゴリズムを習得するためには必携の良書である.

電子書籍¥2,970 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,970定価(税込)

基本情報

発売日 2017年4月28日
本体価格 2,700円
ページ数 248 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764905368
ジャンル 情報
タグ アルゴリズム, 教科書
電子書籍形式 固定型

主要目次

はじめに  
目次

第1章 グラフ表現のデータ構造  
1.1 グラフの基礎概念
1.2 有向グラフの完備データ構造
1.3 有向グラフの完備データ構造構成のプログラム
1.4 無向グラフの標準的データ構造
1.5 無向グラフの標準的データ構造構成のプログラム
1.6 行列によるグラフ表現
1.7 演習問題  

第2章 グラフ探索のアルゴリズム  
2.1 グラフ探索
2.2 深さ優先探索と幅優先探索
2.3 有向グラフの深さ優先探索
2.4 有向グラフの幅優先探索
2.5 無向グラフの深さ優先探索と幅優先探索
2.6 無向グラフの深さ優先探索と幅優先探索のプログラム
2.7 深さ優先探索と幅優先探索の応用例
2.8 演習問題  

第3章 有向グラフの強連結成分分解  
3.1 強連結成分分解
3.2 強連結成分分解のプログラム
3.3 凝縮グラフ
3.4 演習問題  

第4章 トポロジカルソートと最長パス  
4.1 有向無閉路グラフのトポロジカルソート
4.2 有向無閉路ネットワークでの最長パス
4.3 有向無閉路ネットワークの最長パス木を求めるプログラム
4.4 演習問題  

第5章 オイラーグラフと一筆書き  
5.1 オイラーグラフ
5.2 一筆書きを求めるアルゴリズム
5.3 有向グラフに対するアルゴリズムの実行例
5.4 有向オイラーグラフの一筆書きを求めるプログラム
5.5 無向グラフに対するアルゴリズムの実行例
5.6 無向オイラーグラフの一筆書きを求めるプログラム
5.7 演習問題  

第6章 二部グラフの最大マッチング  
6.1 最大マッチング
6.2 二部グラフの最大マッチングを求めるアルゴリズム
6.3 ホップクロフトーカープの高速アルゴリズム
6.4 ホップクロフトーカープのアルゴリズムのプログラム
6.5 演習問題  

第7章 最短パス  
7.1 最短パス問題
7.2 最短パスを求めるダイクストラのアルゴリズム
7.3 ダイクストラのアルゴリズムの正当性
7.4 ダイクストラの最短パスアルゴリズムのプログラム
7.5 演習問題  

第8章 全点間の最短パス問題  
8.1 全点間の最短パスを求めるワーシャルーフロイド法
8.2 ワーシャルーフロイド法のプログラム
8.3 演習問題  

第9章 最小全点木  
9.1 最小全点木を求めるクラスカルのアルゴリズム
9.2 クラスカルのアルゴリズムの正当性
9.3 クラスカルのアルゴリズムの計算時間
9.4 クラスカルのアルゴリズムのプログラム
9.5 演習問題  

第10章 最大フローと最小カット  
10.1 最大フローと最小カットの定義
10.2 最大フロー最小カット定理
10.3 残容量ネットワークと増加パス
10.4 フォードーファルカーソンの最大フローアルゴリズム
10.5 二部グラフの最大マッチングと最大フローの関係
10.6 フォードーファルカーソンの最大フローアルゴリズムのプログラム
10.7 演習問題  

第11章 ディニッツの最大フローアルゴリズム  
11.1 レベルネットワークと極大フロー
11.2 ディニッツの最大フローアルゴリズム
11.3 ディニッツの最大フローアルゴリズムのプログラム
11.4 演習問題  

第12章 需要付きフローと下界付きフロー  
12.1 需要付きフロー
12.2 下界付きフロー
12.3 演習問題  

第13章 最小費用フロー問題  
13.1 最小費用フロー問題の定義
13.2 負の長さの閉路除去による最小費用フローアルゴリズム
13.3 最短パス計算による最小費用フローアルゴリズム
13.4 ダイクストラのアルゴリズムの適用
13.5 最小費用フローアルゴリズムのプログラム
13.6 演習問題  

第14章 フロー問題の線形計画問題定式化  
14.1 線形計画問題:主問題と双対問題
14.2 双対定理と相補性条件
14.3 最大フロー問題の線形計画問題としての定式化
14.4 最小費用フロー問題の線形計画問題としての定式化
14.5 演習問題  

演習問題解答  
参考文献  
索引

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著者紹介

浅野 孝夫 (あさの たかお)
1977 年 東北大学大学院工学研究科 電気及通信工学専攻 修了(工学博士)
1977 年 東北大学工学部 通信工学科 助手
1980 年 東京大学工学部 計数工学科 講師
1985 年 上智大学理工学部 機械工学科 助教授
1992 年 中央大学理工学部 情報工学科 教授
 現在に至る
主要著書
『情報の構造(上・下)』(日本評論社,1994 年)
『計算とアルゴリズム』(共著,オーム社,2000 年)
『情報数学』(コロナ社,2009 年)
『離散数学』(サイエンス社,2010 年)
『アルゴリズムの基礎とデータ構造』(近代科学社,2017 年)
主要訳書
『アルゴリズムデザイン』(共訳,共立出版,2008 年)
『組合せ最適化』(共訳,丸善出版,2012 年)
『ネットワーク・大衆・マーケット』(共訳,共立出版,2013 年)
『近似アルゴリズムデザイン』(共立出版,2015 年)

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