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発見・創発できる人工知能OTTER

著者 安藤 類央
著者 武藤 佳恭

著者紹介

ライバルはディープラーニング!!
 OTTERは,数学における定理やパズルの解法の証明を支援するソフトウェアで,述語論理を用いて解を導き出す.医療・金融システムの安全性構築,ウイルス検知などにも適用され,欧米では近年,高い評価を受けている.最大の特徴は,ユーザが与えた不完全な論理(情報)であっても,自動的に正しい推論を行うことができる点にある.
 統計的論理を用いる機械学習等に手詰まり感のある中、OTTERには推論を通して新しい解を導き出す“創発的機能”があり,注目のAI技術である.
 本書は,OTTERが得意な論理パズルを具体的な解法プログラムとともに紹介しながら,自動推論・定理証明の方法を解説する.人工知能の研究者・技術者,必読必携の書である.

電子書籍¥4,070 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥4,070定価(税込)

基本情報

発売日 2018年8月30日
本体価格 3,700円
ページ数 296 ページ ※印刷物
サイズ B5 変形
ISBN 9784764905740
ジャンル 情報
タグ プログラミング, 人工知能
電子書籍形式 固定型

主要目次

まえがき

序章 創発する自動推論エンジン
0.1 学習を超えた人工知能
0.2 天秤のコインのパズル
0.3 2 インバータパズル
0.4 原始帰納関数

第 1 章 OTTER の基本
1.1 第三のプログラミングパラダイム———定理証明系
1.2 三段論法
1.3 モデル,世界,解釈
1.4 状態空間探索問題の表現方法

第 2 章 正直者と嘘つきの村のパズル ———一階述語論理
2.1 自動推論と整合性
2.2 パズルの概要
2.3 命題論理と一階述語論理
2.4 学習と創発
2.5 正直者と嘘つきの村
2.6 問題の核心
2.7 正直者と嘘つきのパズル 発展版:吸血鬼の村

第 3 章 自己増殖するロボットのパズル
3.1 OTTER とリスト処理
3.2 「使用」と「自己言及」———リシャールのパラドックス
3.3 基本的なリスト操作
3.4 惑星「オートマトン」のロボット
3.5 ハノイの塔
3.6 停止性問題と万能機械問題

第 4 章 等価推論
4.1 paramodulation と demodulation
4.2 代数系と自動推論
4.3 15 パズル
4.4 熱のヒューリスティクス

第 5 章 OTTER の過去・現在・未来
5.1 OTTER 以前
5.2 OTTER の生い立ち
5.3 OTTER が人工知能の未来を占う?
5.4 ニューラルネットワークの歴史
5.4.1 1980 年代:3 種類のアルゴリズムが出揃う
5.5 プログラミング言語の歴史
5.6 定理証明系の歴史
5.7 OTTER の未来

付録 A OTTER の入手とサンプルプログラム
A.1 OTTER の入手方法
A.2 本書サンプルプログラムのダウンロード

付録 B 本書での OTTER の修正方法
B.1 OTTER の関数呼び出しの順序の調査
B.2 天秤とコインのパズルのためのソース修正
B.3 本書のサポートサイトとダウンロードサイト

あとがき
索 引

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著者紹介

安藤 類央 (あんどう るお)
慶應義塾大学総合政策学部国際政策コース卒業 (2000).
同大学院修士課程修了 (2002).
同大学院博士課程修了 (2006).
政策・メディア博士 (2006).
独立行政法人情報通信研究機構情報通信セキュリティ研究センター常勤研究員 (2006).
独立行政法人情報通信研究機構ネットワークセキュリティ研究所主任研究員(2011).
国立情報学研究所サイバーセキュリティ研究開発センター特任准教授 (2016).
研究・受賞歴:ネットワークセキュリティ,自動推論,機械学習,並列処理.
Outstanding Leadership Award in the 8th IEEE International Conference on Dependable, Autonomic and Secure Computing (2009)
インターネットカンファレンス論文賞 (2013).

武藤 佳恭 (たけふじ よしやす)
慶應義塾大学工学部電気工学科卒業 (1978).
同大学院修士課程修了 (1980).
同大学院博士課程修了(1983).
工学博士(1983).
南フロリダ大学コンピュータ学科助教授 (1983-1985).
南カロライナ大学コンピュータ工学科助教授 (1985-1988).
ケースウエスターンリザーブ大学電気工学科准教授 (1988-1996).
tenured(1992).
慶應義塾大学環境情報学部助教授 (1992-1997).
同教授 (1997- 現在).
研究・受賞歴:ニューラルコンピューティング,セキュリティ,インターネットガジェット.
NSF–RIA賞 (1989)
IEEE Trans. on NN 功労賞 (1992)
IPSJ 論文 (1980)
TEPCO 賞 (1993)
KAST 賞(1993)
高柳賞 (1995)
KDD 賞 (1997)
NTT tele-education courseware 賞 (1999)
US AFOSR受賞 (2003)
第 1 回 JICA 理事長賞,義塾賞 (2015)
Jyvaskyla 大学メダル.
著書:『武藤博士の発明の極意』(近代科学社)など 30 冊以上の書籍と 300 編以上の科学論文.

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