近代科学社

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数学は難しい?
「お作法」が分かれば、数学を学ぶ意味が分かる!
『大学数学のお作法と無作法』 発行

 

2019年7月1日
株式会社近代科学社

 
 インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2019年6月29日に、 『大学数学のお作法と無作法』(著者:藤原毅夫)を発行いたしました。
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●書誌情報
【書名】 大学数学のお作法と無作法
【著者名】 藤原 毅夫
【仕様】 B5変型判・並製・モノクロ・本文208頁
【本体価格】 2,500円(税込2,700円)
【ISBN】 978-4-7649-0592-4 C3041
【商品URL】 https://www.kindaikagaku.co.jp/math/kd0592.htm

●内容紹介
「数学」は科学の基盤です。それをもう少し詳細に分析すると次の三つになります。

  1. 数学自身が研究・教育の対象
  2. 自然・社会現象を記述する「道具」
  3. 自然や社会を正確に述べる共通「言語」

 19世紀後半以数学はとくに上記の1.において、「科学」から離れて独自の道を歩む傾向が強くなります。
 しかし近年、他分野との連携によって数学自身の学問的発展が促されるケースが増えてきています。
 また、コンピュータの進歩による計算能力の飛躍的発展が2.と3.の側面への欲求を高めてきています。つまり、周辺科学・工学や社会から、数学の道具あるいは言語としての教育を充実させ、より広く普及させるべきであるという要求が強まっているのです。
 本書では、大学レベルの数学に関して、特に2.と3.を身につけるうえで必須のポイントを押さえつつ、著者の長年の教育経験を踏まえて詳述しています。

●著者紹介

藤原毅夫(ふじわら たけお) 
1944年仙台に生まれる。父親の勤務の都合で日本全国いくつかの都市での生活を経験、10歳以降は東京で育つ。
東京大学工学部助手、筑波大学物質工学系助教授、東京大学工学部助教授、教授、東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻教授を経て、2007年3月定年により退職。
2007-2017年東京大学大学総合教育研究センター特任教授。
2017年より東京大学数理科学研究科特任教授(数理・情報教育センター研究センター)。
工学博士、東京大学名誉教授。

主な著書:
『常微分方程式』(東京大学出版会、1981)、『線形代数』(岩波書店、1996)、『力学』(数理工学社、2016)、『物性物理学』(数理工学社、2009)、『固体電子構造論』(内田老鶴圃、2015)、『演習量子力学[新訂版](サイエンス社、2002)、『複素関数論I、II』(丸善出版、2013、2014)ほか。


●目次

第1章 始めに
第2章 言葉の重要性
第3章 数学が分かるとはどういうことか:無作法の勧め
第4章 数学のお作法
第5章 無作法のお作法:近似、精度、誤差、アルゴリズム
第6章 統計現象の取扱い:バラついた値と集団の性質
第7章 歴史から学ぶ証明の重要性
第8章 数学は役に立たない?


【株式会社 近代科学社】
株式会社近代科学社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井芹昌信)は、1959年創立。
数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。

【インプレスグループ】
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメデイア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

【お問い合わせ先】
株式会社近代科学社  出版局
TEL:03-3260-6161  電子メール: reader@kindaikagaku.co.jp

 
 
 

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