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マルチメディアファーストステップ

著者 今井 崇雅

著者紹介

直感的に理解できる
マルチメディアの初学者を対象とした教科書である.マルチメディアの範囲は,音,映像(静・動)および文字情報の符号化の仕組みと,それらの符号をマルチメディアへ統合する仕組みである.偏らずにマルチメディア全体を学ぶことができる.
図を多用して,初学者が直感的に理解できるよう工夫する.また,事前・事後学習に対応できるよう演習課題を数多く配置する.
側注でキーワードの解説も行い.初出用語でとかく混乱しがちな初学者の理解を確かなものとする.初学者必携の書.

電子書籍¥2,530 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥2,530定価(税込)

基本情報

発売日 2017年9月26日
本体価格 2,300円
ページ数 176 ページ ※印刷物
サイズ B5
ISBN 9784764905511
ジャンル 情報
タグ 教科書
電子書籍形式 固定型

主要目次

第1章 “マルチメディア”をのぞいてみよう

1.1 マルチメディアとは何か
 A 情報とは何か
 B 情報の保存・伝達方法の移り変わり
 C メディア
 D マルチメディア
 E アナログ情報
 F ディジタル情報
1.2 マルチメディアを作ろう
 A アナログ・ディジタル変換
 B 標本化
 C 量子化
 D 符号化
 E アナログ・ディジタル変換のまとめ
 F パルス符号変調
 G 各種 2進符号
 H 情報量の表し方
練習問題

第2章 “音”を符号化しよう
2.1 音を観察してみよう
 A 音の符号化
 B 周期・周波数
 C 周波数スペクトル
2.2 音を符号に変換してみよう
 A 標本化周波数
 B 標本化定理
 C 音の標本化
 D 音の量子化、符号化
 E ステレオ音声・音楽
 F 音の情報量の計算
練習問題

第3章 きれいな“音”を符号化しよう
3.1 高能率符号化 (1)
 A 高能率符号化
 B 差分パルス符号変調(DPCM)
 C 予測符号化
 D エントロピー符号化
 E ハフマン符号化
3.2 高能率符号化 (2)
 A 最小可聴値
 B マスキング効果
 C 分析合成符号化
 D 線形量子化と非線形量子化
 E 非線形量子化を用いた高能率符号化
練習問題

第4章 “静止画像”を符号化しよう
4.1 静止画像を符号化しよう
 A 画素
 B 画像情報の符号化
 C 空間周波数
 D 空間周波数を用いた標本化間隔の決め方
 E 標本点の配列
 F シーケンシャル符号化
 G プログレッシブ符号化
 H 階調数・Nビット階調
 I 解像度・所要画素数
 J カラー画像
 K 静止画像の情報量
4.2静止画像を高能率符号化しよう (1)
 A 感度差を利用した高能率符号化法
 B 予測符号化
 C エントロピー符号化
4.3静止画像を高能率符号化しよう〜 JPEG〜
 A JPEGの特徴
 B 符号化の手順
 C 量子化テーブル
 D プログレッシブ符号化への適用
練習問題

第5章 “動画像”を符号化しよう
5.1 動画像を符号化しよう
 A 動画像の標本化
 B 仮動運動・残像効果
 C インタレーススキャン
 D プログレッシブスキャン
 E 動画像の情報量
5.2 動画像を高能率符号化しよう
 A 動画像の高能率符号化例〜MPEG〜
 B フレーム間差分
 C 動き補償フレーム間予測
 D 動き補償フレーム間予測データの送信順
練習問題

第6章 “文字”を符号化しよう
6.1 いろいろな文字の符号化方法
 A 正の整数の符号化
 B 負の整数の符号化
 C その他の数の符号化
 D 英数字の符号化
 E かな、漢字の符号化
練習問題

第7章 ディジタル信号の品質
7.1 品質評価の基礎知識
 A 符号誤り率
 B 雑音
 C 確率
 D 確率密度
 E 量子化雑音
 F 量子化雑音電力
7.2 品質評価方法
 A 信号対雑音比
 B 符号誤り率の計算例
 C 符号誤り率と信号対雑音比の関係
 D 符号誤り検出・符号誤り訂正
練習問題

第8章 マルチメディアのこれから
8.1 幅広い分野で活躍するマルチメディア
 A 携帯端末とディジタル情報
 B 家電とディジタル情報
 C 自動車とディジタル情報
 D 医療とディジタル情報
 E 災害とディジタル情報
 F 各種産業とディジタル情報
練習問題

練習問題解答

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著者紹介

今井 崇雅(いまい たかまさ)
1980 年 大阪大学基礎工学部電気工学科卒業
1982 年 大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程修了 工学修士
1982 年 日本電信電話公社(現 NTT)入社
1992 年 博士(工学)(大阪大学)
2007 年 神奈川大学教授 現在に至る

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