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工学

マルチフィジックス有限要素解析シリーズ 第10巻

スピントロニクス入門基礎から数値解析の実践まで

著者 佐藤 勝昭
著者 福川 真

著者紹介

これからスピントロニクスを学ぶ、全ての人の道標

スピントロニクスは、電子の「電荷」と「スピン」の絡み合いを扱う分野で、beyond-CMOSエレクトロニクスの主役として注目されています。
本書は初学者に向け、磁性学の基礎から巨大磁気抵抗効果、スピン流、半導体スピントロニクスの動向までをやさしく解説します。第6・7章では、COMSOLを用いた磁性体の数値解析を実例とともに紹介し、スピン波・磁壁・スキルミオンの駆動からマルチフィジックス解析までを扱う、初学者の第一歩となる一冊です。

※第6章・第7章で紹介している解析モデルの一部について、COMSOL Multiphysicsを利用可能な環境であれば、書籍内に記載したサポートページからダウンロードした完成モデルファイルを開きながら、本文の解説を参照することができます。

電子書籍¥4,400 小売希望価格(税込)

ペーパーバック(カバーなし)¥4,400小売希望価格(税込)

単行本(カバーあり)¥4,400小売希望価格(税込)

基本情報

発売日 2026年9月4日
本体価格 4,000円
ページ数 304 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN(POD) 9784764961548
ISBN
(カバー付単行本)
9784764908017
ジャンル 工学
タグ シミュレーション, 物理学, 近代科学社Digital
電子書籍形式 固定型

主要目次

第1章 スピントロニクスを学ぶための磁性の基礎知識
1.1 身の回りの磁石と磁性体
1.2 磁石の磁力のもとはなにか
1.3 金属磁性体の磁力のもと
1.4 マクロにみた磁性体
第2章 巨大磁気抵抗効果がハードディスクを変えた
2.1 はじめに
2.2 巨大磁気抵抗の発見
2.3 室温トンネル磁気抵抗(TMR)の発見
2.4 TMRに革命的なブレークスルー
2.5 固体磁気メモリ(MRAM)の登場
第3章 スピン流が開く新しい物理
3.1 スピン流とは
3.2 スピン流と電流の相互変換
3.3 スピンカロリトロニクス
3.4 磁性絶縁体を伝わるスピン流
3.5 スピン流に関する最近の話題
第4章 半導体スピントロニクス
4.1 磁性半導体とスピントロニクス
4.2 シリコン・ゲルマニウムとスピントロニクス
第5章 スピントロニクス最近の話題
5.1 ダイヤモンドNV中心の量子センサーへの応用
5.2 スピンフォトニクスを活用した光回折型ニューラルネットワークのAIへの展開
5.3 スピントロニクスリザバーコンピューティング
第6章 スピントロニクスの数値解析(基礎編)
6.1 COMSOL Multiphysicsとは
6.2 COMSOL Multiphysicsの特徴
6.3 COMSOL Multiphysicsの操作画面と操作方法について
6.4 スピン移行トルク効果による磁壁の駆動シミュレーション
6.5 スピン波の伝搬シミュレーション
6.6 ジャロシンスキー・守谷相互作用を考慮した磁壁の磁場応答
6.7 STT効果を用いた磁気スキルミオンの駆動
第7章 スピントロニクスの数値解析(発展編)
7.1 マイクロマグネティクスと磁場の連成(磁気双極子相互作用)
7.2 マイクロマグネティクスの伝熱とのカップリング
7.3 マイクロマグネティクスとマイクロ波との連成
7.4 マイクロマグネティクスと構造力学との連成(磁気弾性効果)
7.5 マイクロマグネティクスのその他の連成解析(異常ホール効果など)
7.6 スピン輸送方程式のモデリング1:スピン拡散方程式
7.7 スピン輸送方程式のモデリング2:スピンホール効果
7.8 第6章および第7章のまとめと今後の展望

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著者紹介


佐藤 勝昭(さとう かつあき)
東京農工大学 名誉教授
工学博士(電子物性工学)
1966年 京都大学大学院工学研究科修士課程修了。同年NHK入局,大阪放送局を経て,1968~84年 基礎研究所,1984年 東京農工大学工学部助教授,1989年 同教授,2005~07年 同理事・副学長(教育担当),2007年~東京農工大学名誉教授。2007~13年 JSTさきがけ「次世代デバイス」研究総括。2008~19年 JST研究広報主監,2010~18年 JST研究開発戦略センターフェロー。
執筆担当:第1章~第5章

福川 真(ふくかわ まこと)
計測エンジニアリングシステム株式会社 シニアエンジニア
JSME計算力学技術者,固体力学分野1級
JSME計算力学技術者,熱流体分野1級
JSME計算力学技術者,振動分野1級
執筆担当:第6章,第7章