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数学

黄金比美の数学的言語

著者 フェルナンド・コルバラン
翻訳 柳井 浩

著者紹介

人が美しいと感じる比率。それが黄金比

数学上の“特別な数”のひとつ「黄金比」。本書は、科学や芸術の分野に登場する数多くの黄金比を歴史的に展望するとともに,動植物の形態学において果たす役割についても解説する.
また,建築物,絵画,クレジットカード,ゲーム盤など,実例をたくさん挙げ,カラー図版も用いて,その魅力を詳説している.さらには,立体幾何学やフラクタル理論など,現代の数学理論との関連性も述べる.
スペインの原著から他言語訳を経て待望の邦訳化!

電子書籍¥3,960 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥3,960定価(税込)

基本情報

発売日 2019年8月31日
本体価格 3,600円
ページ数 168 ページ ※印刷物
サイズ
ISBN 9784764905962
ジャンル 数学
タグ 教養, 幾何学, 教科書
電子書籍形式 固定型

主要目次

第1章 黄金数
黄金の世界
バラの秘密

黄金数の定義
黄金数の基本的性質
フィボナッチ数列
“数”たちの間の驚くべき関係
フィボナッチ数列の和
ピュタゴラス三重対
フィボナッチ数列内における数の関係
フィボナッチ数の明示的表示
パスカルの三角形とフィボナッチ数列
フィボナッチ数列中の素数

囲み記事:
ブラフマグプタ
ゼロ ― 数の中でも最も重要な数
√2が無理数であること
アレクサンドリアのユークリッド
黄金数を詳しく書くと
代数的数と超越数
数列
連分数
金属比
レオナルド・ピサノ(フィボナッチ)
数列の極限
マーリオ・メルツ
三重対の意味
三重対とフェルマーの最終定理
ブレーズ・パスカル
素数

第2章 黄金長方形
線分の黄金分割
長方形の形と黄金分割
黄金長方形の見分け方と作図法
黄金長方形の作図
黄金長方形の性質
注目すべき他の長方形
√2長方形
1+√2白銀長方形
コルドバ長方形
螺旋と黄金数

囲み記事:
日常生活にみる長方形・テレビの画面の寸法
グノーモン
黄金分割用コンパスの作り方
内接正多角形
ヤコブ・ベルヌーイと螺旋

第3章 五角形の中の黄金比
正五角形
黄金三角形
五芒星の象徴的意味
床張りの周期性と非周期性
ペンローズのタイル張り
室内ゲームに見る五芒星と黄金分割
多面体と黄金分割

囲み記事:
カール・フリードリヒ・ガウス
紙テープで作る正五角形
モーリーの定理
マティーラ・ギカ
正多角形の内角
自分で模様を作ってみてください
黄金の貴婦人
凧と鏃の模様
容器としての多面体

第4章 美の追究と芸術的完成
ルカ・パチョーリの神聖なる比率
レオナルド:黄金の完璧性
理想的な寸法と比率
絵画における黄金比
建築における黄金分割
現代建築
ル・コルビュジエ
黄金比とデザイン

囲み記事:
ルカ・パチョーリ
伝説的天才
尺度としての人体
レオン・バッティスタ・アルベルティ
アルブレヒト・デューラー
遠近図法による歪んだ頭蓋骨
時代に先行して
ル・コルビュジエの作品における黄金比
フィボナッチのカエルたち

第5章 黄金数と自然界
成長する形
生物における黄金比
黄金比と葉序
樹木の花と花弁
オウム貝
フラクタルと黄金比
“雪片”のフラクタル
旅のおわりに

囲み記事:
螺旋
ヨハネス・ケプラー

付録
原典
ルカ・パチョーリ著『神聖なる比率』第V章
ルカ・パチョーリによる「神聖なる比率」の説明
第VII章
第VIII章
ユークリッドの『幾何学原論』
第6書
第2書
フィボナッチとその算板の書

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著者紹介

柳井 浩
1937 東京都生まれ
1964 慶応義塾大学大学院工学研究科修了
1967 工学博士
現在 慶応義塾大学名誉教授

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