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工学

改訂新版 現代量子物理学

著者 上田 正仁

著者紹介

量子物理学の名著が改訂新版になって復活!

本書は量子力学の基礎から、量子情報、量子光学、量子測定、巨視的量子現象などの最先端トピックまでを体系的に網羅した本格的な専門書です。前半では、ヒルベルト空間や運動方程式、不確定性関係といった量子力学の本質的な基礎概念を丁寧に整理しており、後半の各章は独立して読み進められる構成となっています。改訂新版では、過去20年間における学術的・技術的な急速な進展を反映し、量子測定理論や量子操作、文脈依存性など、現代の量子物理学において重要性が極めて高まっている最新のテーマが大幅に追加されました。量子論の本質を深く理解し、先端研究まで辿り着く方にとって必携の一冊です。

※本書は、2004年に培風館から発行された『現代量子物理学』を加筆・再編集し、発行したものです。

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ペーパーバック(カバーなし)¥5,060小売希望価格(税込)

単行本(カバーあり)¥5,060小売希望価格(税込)

基本情報

発売日 2026年9月4日
本体価格 4,600円
ページ数 392 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN(POD) 9784764961418
ISBN
(カバー付単行本)
9784764907874
ジャンル 工学
タグ 物理学, 教科書, 近代科学社Digital
電子書籍形式 固定型

主要目次

第1章 量子力学の基礎概念

1.1 量子力学とは何か
1.2 アインシュタインード・ブロイの関係式
1.3 ヒルベルト空間
1.4 量子力学の構成要素
1.5 密度演算子
1.6 合成系の分解
1.7 エンタングルメント
1.8 非局所相関
1.9 波動関数の解釈

第2章 運動方程式
2.1 シュレーディンガー表示
2.2 ハイゼンベルク表示
2.3 相互作用表示
2.4 ヘルマン-ファインマンの定理
2.5 量子ビリアル定理
2.7 具体例

第3章 不確定性関係
3.1 不確定性関係
3.2 不確定性関係の物理的意味
3.3 非可換観測量の同時測定
3.4 一般の非可換観測量の間の不確定性関係
3.5 シュレーディンガーの不等式
3.6 時間とエネルギーの不確定性関係

第4章 対称性と保存則
4.1 連続対称性
4.2 離散対称性
4.3 非可換な保存量とエネルギーの縮退
4.4 ウィグナーの定理 

第5章 角運動量
5.1 軌道角運動量
5.2 スピン角運動量
5.3 角運動量の合成
5.4 パリティ
5.5 クラマースの定理

第6章 電磁場の量子化
6.1 マクスウェル方程式
6.2 ゲージ不変性
6.3 アハラノフーボーム効果
6.4 アハラノフーキャッシャー効果
6.5 超選択則
6.6 自由場の正準形式
6.7 電荷と磁束の不確定性関係
6.8 第二量子化

第7章 量子光学の典型的な状態
7.1 光子数状態
7.2 コヒーレント状態
7.3 グラウバーの定理
7.4 熱的状態
7.5 スクイズド状態
7.6 擬確率分布
7.7 位相演算子

第8章 量子測定と量子操作
8.1 古典的測定器と波束の収縮
8.2 フォン・ノイマンの測定理論
8.3 射影測定
8.4 操作論的測定理論
8.5 CPTP写像

第9章 量子力学における干渉効果
9.1 二重スリットの実験
9.2 光の強度を表す演算子
9.3 第二量子化形式による1粒子干渉の理論
9.4 独立な光源からの光の干渉
9.5 自発的対称性の破れ
9.6 量子情報の消去とコヒーレンスの回復
9.7 2粒子干渉

第10章 原子と光との相互作用
10.1 ジェインズーカミングス模型
10.2 ラビ分裂とラビ振動
10.3 崩壊現象と復活現象
10.4 量子回帰定理
10.5 量子ゼノン効果
10.6 非局所相関
10.7 複数の原子と光との相互作用
10.8 自然放出のワイスコップーウィグナー理論
10.9 共振器量子電気力学

第11章 巨視的量子現象
11.1 素粒子と複合粒子の統計性
11.2 同種粒子の識別不可能性の原理
11.3 理想気体のボース-アインシュタイン凝縮
11.4 密度行列
11.5 非対角長距離秩序
11.6 フェルミ粒子系の非対角長距離秩序
11.7 ボース粒子系の多体波動関数の性質
11.8 非平衡なBECと超流動
11.9 オイラー方程式
11.10 2流体模型
11.11 ランダウの判定条件
11.12 常流動体密度
11.13 巨視的量子現象
11.14 シュレーディンガーの猫のパラドックス
11.15 巨視的量子コヒーレンス

第12章 量子情報
12.1 キュービット
12.2 キュービットのパワー
12.3 量子ゲート
12.4 クローン禁止定理
12.5 非直交な状態の判別
12.6 量子テレポーテーション
12.7 超高密度符号化
12.8 量子アルゴリズム
12.9 量子暗号

第13章 隠れた変数と文脈依存性
13.1 物理的実在に関するアインシュタイン-ポドルスキー-ローゼンとボーアの論争
13.2 隠れた変数理論
13.3 グリーンバーガーーホーンーツァイリンガー状態
13.4 ベルーコッヘン-スペッカー定理
13.5 グリーソンの定理
13.6 レゲットーガーグの不等式

付録A
A.1 デルタ関数
A.2 ベクトル解析
A.3 汎関数

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著者紹介

上田 正仁(うえだ まさひと)

上田 正仁(うえだ まさひと)
1963年生まれ、1991年博士(理学)取得(東京大学)
1988年 日本電信電話株式会社基礎研究所研究員
1994年 広島大学助教授
2000年 東京工業大学教授
2008年 東京大学教授(現在に至る)