工学
HCDライブラリー 第5巻
人間中心設計におけるユーザー調査
ユーザー調査の手法を学術・技術の両面から徹底解説
「HCDライブラリー」の第5巻。人間中心設計(HCD: Human Centered Design)という立場から、ユーザーのニーズに適合した製品やサービスを市場に提供するためにどのようにしてユーザー調査をするのか、その調査方法を詳しく解説する。
ユーザー調査にはアンケート調査のような定量的アプローチとインタビューや観察のような定性的アプローチがあるが、近年注目されているのは後者であり、本書では定性的アプローチないし質的アプローチについて焦点をあてている。
ユーザーニーズを捉えるための技術を明快に示した一冊。
電子書籍¥3,080 小売希望価格(税込)
紙の書籍¥3,080定価(税込)
基本情報
| 発売日 | 2021年10月28日 |
|---|---|
| 本体価格 | 2,800円 |
| ページ数 | 184 ページ ※印刷物 |
| サイズ | B5 変形 |
| ISBN | 9784764906358 |
| ジャンル | 工学 |
| タグ | 工学デザイン, 人間中心設計, 教科書 |
| 電子書籍形式 | 固定型 |
主要目次
第1章 ユーザー調査とは
1.1 HCDプロセスとユーザー調査
1.1.1 開発の上流工程とユーザー調査
1.1.2 ISOやJISで規定されているHCDの活動
1.1.3 ユーザーとは
1.1.4 利用状況とユーザー要求事項の考え方
1.2 ユーザー調査の目的
1.2.1 デザインへつなげるためのユーザー要求事項の明示
1.2.2 ユーザー調査で明らかにする内容
1.2.3 ユーザー調査のポイント
1.3 ユーザー調査担当者のコンピタンス
1.3.1 調査目的からRQを作成する段階
1.3.2 インフォーマントをリクルートする段階
1.3.3 ユーザー調査の準備の段階
1.3.4 ユーザー調査の導入の段階
1.3.5 ユーザー調査の実施の段階
1.3.6 ユーザー調査を終える段階
1.3.7 調査レポート作成の段階
第2章 ユーザー調査の手法
2.1 調査のアプローチ
2.1.1 仮説探索型アプローチ、仮説生成型アプローチ、仮説検証型アプローチ
2.1.2 定量的調査と定性的調査の特性の違い
2.1.3 混合法(mixed method)
2.1.4 トライアンギュレーション(triangulation)
2.2 ユーザー調査における定性的手法
2.2.1 文脈における質問(contextual inquiry)
2.2.2 観察法
2.2.3 個別インタビュー/デプスインタビュー(一般的・回顧的)
2.2.4 グループインタビュー/フォーカスグループ
2.2.5 経験想起法(ERM: Experience Recollection Method)
2.2.6 ダイアリー法
2.2.7 DRM(Day Reconstruction Method)
2.2.8 カルチュラルプローブ
2.3 ユーザー調査における定量的手法
2.3.1 ユーザー調査における定量的調査の利用
2.3.2 定量的調査の手法
第3章 ユーザー調査の実施
3.1 調査計画
3.1.1 プロジェクト活動としての調査
3.1.2 調査目的の設定と明確化
3.1.3 焦点課題とリサーチクエスチョン(RQ)
3.2 調査の事前準備
3.2.1 目的に応じたリクルーティングやサンプリング
3.2.2 理論的サンプリングの考え方と計画・準備
3.2.3 予備調査の実施
3.2.4 フィールド(場・時)の選定
3.2.5 調査ツールの選定と準備
3.3 インタビュー調査の導入
3.3.1 アイスブレーキングとラポール形成
3.3.2 同意書の依頼
3.3.3 全体の流れの説明
3.4 調査実施の際の留意点
3.4.1 ユニバーサルデザイン的配慮事項
3.4.2 個人情報保護等の倫理的配慮
3.4.3 その他の注意事項
第4章 ユーザー要求の分析と解釈
4.1 ニーズの分析と解釈における基本
4.1.1 発話データや写真データの前処理
4.1.2 多様な分析結果
4.1.3 要求と要件
4.2 データを見る視点
4.2.1 直観や洞察による気づき、分析による気づき
4.2.2 立場の違いにより気づきが異なる
4.2.3 現場から得られる気づき(レトロスペクティブな方法)
4.2.4 気づきからの課題抽出(本質的・潜在的意味性)
4.2.5 顧客提供価値からのトップダウン、アイデアからのボトムアップ
4.3 ユーザー要求の分析方法
4.3.1 ユーザー要求の分析手法
4.3.2 親和図法(affinity diagram method)
4.3.3 GTA/MGTA
4.3.4 SCAT
4.3.5 ワークモデル、エクスペリエンスモデル
4.3.6 上位下位関係分析
4.3.7 KA法
第5章 事例から学ぶユーザー調査の実践
5.1 サンプル事例
5.2 焦点課題
5.2.1 リサーチクエスチョン(RQ)
5.2.2 書き起こしデータ
5.3 親和図法の場合
5.3.1 初心者の作成したカードの事例
5.3.2 筆者の作成したカードの事例
5.3.3 親和図法のまとめ
5.4 SCATの場合
5.4.1 初心者の作成した事例
5.4.2 筆者の作成した事例
5.4.3 両者の比較
5.5 ワークモデル、エクスペリエンスモデルの場合
5.5.1 ワークモデル
5.5.2 エクスペリエンスモデル
5.5.3 ワークモデルとエクスペリエンスモデルのまとめ
第6章 デザインへ向けて
6.1 調査レポートの作成
6.1.1 調査レポート作成時のポイント
6.1.2 構成
6.2 デザインの流れ