Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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計測工学
「電子制御工学シリーズ」の第1巻である本書では,計測工学の基礎を述べます。特に分野を狭めず,横断的工学に沿う計測制御および関連する工学実験の基礎を扱います。対象読者を大学や高専,工業高校の電気・電子・情報・機械工学系の学生として,もちろん現場の技術者の研修等にも活用可能な内容を意識しました。
まず計測の基盤,度量衡,計測法として基本量の計測,工業計測と計装,電気量の計測を述べ,次に実験を意識した感覚量の計測,データの処理までを述べています。いささか広い内容なので,この1冊で高専3年生から専攻科1年生までの複数科目と実験を網羅できます。したがって大学2年次以降の計測工学入門科目であっても,総合計測論としても,あるいは分野ごとの例えば機械計測,電気計測などの科目であっても,さらに大学院科目であっても,内容を取捨選択していただき,有効に活用できる内容になっています。一方で,具体的計測法では難解な数式を可能な限り排しているので,高校2年次以降の生徒であっても,理解のある指導者のもとであれば学習可能な内容です。 -
回路設計
本書は,すでに電気回路や電子回路を学んだ読者,例えばトランジスターのハイブリッドパラメータを一度は扱ったことのある方が,次に回路素子の組み合わせを学ぶことを想定し,執筆されました。回路設計や研究開発に携わる際に必要となる基本的な考え方が習得できるので,各分野での経験をさらに積むことにより,現場での設計に容易に入ってゆくことができます。 -
超伝導技術の最前線[応用編]
本書は、応用物理学会 超伝導分科会から出版されたスクールテキスト『高温超伝導体(下)―材料と応用―』の改訂版として企画されました。初版が出版された2005年頃は、高温超伝導体の発見から18年が経過し、初期の重要な研究成果を知らない若手研究者が増えてきた時期でしたが、それからさらに15年以上が経過し、超伝導技術を取り巻く状況も大きく変わりました。鉄系超伝導体など新たな超伝導物質が発見されたことに加え、応用という観点では、すでに実用化フェーズに入っている研究開発もあり、そこでは高温超伝導体だけではなく従来の金属超伝導体が使われているケースも多々あります。そのため、本書では、応用研究にフォーカスして内容を完全に刷新することとしました。
本書は、パワー応用からエレクトロニクス応用まで、超伝導技術のほぼ全域を網羅しているため、内容をより深く理解するためには、その基礎となる薄膜、線材、ジョセフソン接合等の製造方法についても、基礎知識が必要です。そこで、「第1部 製法」と「第2部 応用」の2部構成とし、超伝導に関する基礎知識のない読者でも内容が理解できるよう配慮しました。高温超伝導体の発見による超伝導フィーバーから30年が経過し、着実に応用が進む超伝導技術の最前線の臨場感が読者に伝われば、企画者の望外の喜びです。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
電気回路入門
電気回路の知識の修得は電気工学および電子工学においては必須で、大学や高等専門学校の電気電子関係の学科では、低学年から電気回路に関する講義が設置されています。
教科書として使用される書籍の多くは、微積分に関する知識を必要としますが、本書は、数学の知識が不十分、特に微積分に関しては学習を行っていない読者も対象とし、電気回路に関する諸事項のうち微積分の知識を必要としないものを修得できるように執筆されています。また、例題と解答を多数掲載し、丁寧な解説を行っています。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
新装版 気体放電
本書の初版は1960年に東北大学基礎電子工学入門講座・第4巻として発行されました。
この度、1968年発刊の『気体放電 第2版』を新装版として刊行いたしました。 -
ロボット情報学ハンドブック
情報系の専門家がロボットのことを知るため、ロボットの専門家が情報のことを知るために、ロボットと情報にまたがる領域を「ロボット情報学」と位置づけ、両領域の研究者に役立つよう基礎から応用までをくまなく網羅したハンドブックである。 -
新音響・音声工学
本書は、音響工学における基本的な知識から、信号処理技術を踏まえた新しい音響処理工学、さらに音声情報処理に関する基本的な知識と、最近の音声処理アルゴリズムを総合的に網羅し、新時代の要請に応えられるテキストである。
なお本書は、1992年に「電子・情報工学入門シリーズ」の1冊として出版され重版を重ねてきたが、近年の技術的進歩を踏まえて、改訂を行い、シリーズとは独立して出版されることとなった。 -
電磁気学
本書は、工学部電気・電子・情報系大学生や高専の学生向けの電磁気学の教科書である。
電磁気学は回路系科目と並んで避けては通れない基礎科目であるにもかかわらず、必ずしも学習の容易な科目ではない。これを、長年教えている教師の経験に基づいて、簡潔な記述と図版の多用を心がけて説明する。
この本では、クーロンの法則などのような実験則から始めて、最後にマクスウェルの方程式に達する形をとっている。これは、その逆の場合よりもわかりやすいからである。また、E-H対応とE-B対応の相違にも一応意を用いている。
工学系の学生にとっては電磁気学の体系の美しさに感心するよりはむしろ、実用面にうまく応用できるか否かが大事であろうから、本書においても論理の厳密さを追う代わりに、具体的に問題が解ければよいという立場をとっている。