Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
検索もご利用いただけます
-
ナース・スケジューリング
日本で初めてのナース・スケジューリング問題の書籍!! (近代科学社調べ)
ナース・スケジューリングとは、「ナースの勤務表作成」問題のことをいう。勤務表は、与えられた条件下での作成が難しいだけでなく、人間の暗黙的な評価や制約が存在することから、その評価も難しい。この問題は、求解困難な組合せ最適化問題としてもよく知られている。
現実問題を解決するために様々な角度から問題を把握することは、それ自体がモデリングであるとも言える。本書では、ナース・スケジューリングと最適化モデリングの両方の視点から、問題解決のための手法について解説する。
同問題に関心のある読者はもちろん、最適化に関心のある研究者、技術者、大学院生、学部生には必携の書である。 -
角度データのモデリング
方向統計学を体系的に学べる!
本書は,ISMシリーズ:進化する統計数理の第7巻であり,方向統計学全般について解説する本である.
方向統計学とは,風向のような角度観測値を含むデータの科学を指す.
本書では,角度データの取扱いの説明から始めて,円周の拡張である球面,トーラス,シリンダー,ディスクといった各種座標上でもデータが扱えるように実例を示しながら解説する.いわば方向や角度に着目した統計学の専門書である.
気象学・環境科学・生態学・生物学・地質学などの研究者,技術者には,必携必読の書である. -
確率的シミュレーションの基礎
シリーズ第1弾は、金融計算!
「マス・フォア・インダストリ:産業数学」とは純粋数学・応用数学を流動性・汎用性をもつ形に融合再編しつつ産業界からの要請に応えようとする,未来技術創出基盤となる新たな研究領域である.
本シリーズは,この新領域を代表する分野を精選して,各分野の最前線で活躍している九大IMIの研究者を中心に基礎から応用までをわかりやすく説き起こしてもらい,使える形で技術開発現場に届けるのが狙いである.
本書は,IBC(情報に基づく複雑性)と呼ばれる分野の概要と最近の成果を紹介する.その例として金融計算を取り上げている.この分野の理解を助けるために,第Ⅰ部でランダマイゼーション,第Ⅱ部でデランダマイゼーションを解説する.高次元積分問題に関心のある読者に必読の書である.
なお、本シリーズは「統計数理研究所」の公式シリーズ『ISMシリーズ:進化する数理統計』に続く「九州大学マス・フォア・インダストリ研究所」の公式シリーズである. -
可換環論の様相
可換環論を局所化手法使って学ぶ!
本書は、可換環論の発展の出発点となったクルルの定理(クルルの共通集合定理と単項イデアル定理,標高定理)や代数幾何学に関連の深い正則局所環に的を絞り,読者が自己充足的に読めるよう演習問題や、詳細な解答を掲載。群・環・体を学んで少しイデアルに関心のある学生や、研究・実務で可換環論を活用する研究者・実務者に必携の書である。 -
世界標準MIT教科書 ストラング 微分方程式と線形代数
微分方程式と線形代数を縦横無尽に学べる!!
MITの名物教授ストラング先生の最新書籍の邦訳である。大学数学の基本である微分方程式、線形代数を、今までのセオリー通り独立して学ぶことはもちろん、交互にどのように関連付いているのかを、具体的事例を提示しつつ基礎から学べるよう工夫してある。また、実際に利用する際にどのように考えればよいかを記述しているので、工学を学ぶ読者にも大変適している。ストラング先生の独特の口調は、教室で講義を受けていると思わず錯覚してしまうほど雄弁である。
微分方程式、線形代数を、研究・開発の基盤におく技術者・研究者や、学部生、大学院生、大学院入試に臨む学生には、必携の書である。 -
量子力学の数学理論
加藤敏夫先生の未発表原稿発見!!
シュレーディンガー方程式への応用で決定的な貢献があった加藤敏夫先生の生誕100周年に際し、未発表の原稿を、弟子の黒田成俊教授が書き起す。孫弟子にあたる岡本 久教授、中村 周教授の現代的解説も収録。日本数学会様でも、2017年、2018年と生誕100周年に際してイベントが行われる。本書は加藤敏夫先生の偉業を感じることのできる「最新の書」である。 -
ポアソン分布・ポアソン回帰・ポアソン過程
徹底的にポアソン分布を理解する!
ポアソン分布を,その起源から徹底的に学習し,理解することを目指した本書.要となる,「ランダムな点配置の点の個数や,ランダムに起こるイベントの回数を数えると,自然にポアソン分布が現れる」,このことをパソコンの計算ソフトでシミュレーションし,実際にポアソン分布が現れる場面を実体験することにより,数式だけでは理解できない数学を学習する.
確率・統計を活用する読者には必携の書である. -
京都のアルゴリズム
京都を知る,アルゴリズムを知る。
アルゴリズムとはそもそも,何か物事を行うときの“具体的手順”のことである。
私たちは日々,意識するかしないかに関わらず,次々とアルゴリズムの設計をしながら生活をしている。
本書は,岩間一雄教授が京都の町を題材にアルゴリズムの思考を伝える,読み物的手法をとった数学書である。
読者はその奥深い世界へと誘われてゆくだろう。
※巻末には本書で取り上げた京都関連の名所・行事などの索引があり、逆引きで読んでいくことができる. -
現場主義統計学のすすめ
フィールド調査統計の実践書!
統計分野で不可欠となる数理やデータ解析法を解説する統計スポットライト・シリーズの第1巻.
本書は統計数理学とフィールド生物学の双方が互いの現場に踏み込み,同じモノを見ながら新しい発想や発見に至る過程を3つの事例により紹介.統計モデルで得た知見がフィールド調査といかに統合しうるか体感できる実践の書. -
音楽・数学・言語
音楽は,数学と言語が進化させる !
音楽のある側面を言語化し,構造化・記号化できるのか,という問いについて,近年多くの研究成果が出てきている.
一方,近年の高性能なコンピュータにより,形式言語による知識表現と推論方式によって,音楽による心や脳の働きが模倣できる時代となってきている.つまり,音楽と数学と言語学の結びつきを一層強いものにしているのがコンピュータである.したがって,いまや音楽の研究には,コンピュータが不可欠のツールとなっている.
本書は,音楽専門の読者だけでなく,数学の学芸分野への応用に興味をもつ読者,言語理論の応用に関心のある読者,情報科学の音楽応用に関心のある読者を対象として,章ごとにそれぞれのテーマにある程度独立性を持たせた深い解説を行う.