Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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地震動の物理学
地震学の第一人者による「地震動」の本格的な解説書
地震動・地震波はともに地震による「揺れ」を表す用語だが,「地震の震源から近い場所の揺れを地震動,離れた場所の揺れを地震波と呼ぶ」(著者).
本書では,主に地震動を解析・計算するための数式や手法を詳しく紹介する.具体的には,震源から地下構造を伝播して各所で「揺れ」として観測される地震動を,震源の効果と伝播の効果に分け,それらの定量的な評価方法(物理)を解説する. -
量子力学の数学理論
加藤敏夫先生の未発表原稿発見!!
シュレーディンガー方程式への応用で決定的な貢献があった加藤敏夫先生の生誕100周年に際し、未発表の原稿を、弟子の黒田成俊教授が書き起す。孫弟子にあたる岡本 久教授、中村 周教授の現代的解説も収録。日本数学会様でも、2017年、2018年と生誕100周年に際してイベントが行われる。本書は加藤敏夫先生の偉業を感じることのできる「最新の書」である。 -
数理物理と数理情報の基礎
数理 物理・情報を手短に体得できる!
現代科学では、数理的に厳密に記述することを強く求められている。しかし、現代物理学や情報の理論は明らかに抽象的で、その数学的厳密性を理解することは一朝一夕では叶わない。だが、そのスキルは同分野を学ぶものにとっては必須である。
本書ではその物理と情報の理論の最先端を学ぶために今や欠かすことのできない数理を、いかに手短に身につけるかにスポットを当て、基礎的な事柄から理解出来るよう工夫している。物理学、情報の数理科学を学ぶものにとっては格好の入門書! -
電磁気学
本書は、工学部電気・電子・情報系大学生や高専の学生向けの電磁気学の教科書である。
電磁気学は回路系科目と並んで避けては通れない基礎科目であるにもかかわらず、必ずしも学習の容易な科目ではない。これを、長年教えている教師の経験に基づいて、簡潔な記述と図版の多用を心がけて説明する。
この本では、クーロンの法則などのような実験則から始めて、最後にマクスウェルの方程式に達する形をとっている。これは、その逆の場合よりもわかりやすいからである。また、E-H対応とE-B対応の相違にも一応意を用いている。
工学系の学生にとっては電磁気学の体系の美しさに感心するよりはむしろ、実用面にうまく応用できるか否かが大事であろうから、本書においても論理の厳密さを追う代わりに、具体的に問題が解ければよいという立場をとっている。