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数学

バイオ統計シリーズ 第1巻

バイオ統計の基礎医薬統計入門

著者 柳川 堯
著者 荒木 由布子

著者紹介

第9回 日本統計学会出版賞 受賞!
バイオ統計学が対象とする「臨床」「環境」「ゲノム」の分野ごとに具体的なデータを中心にすえて、確率的推論、データ収集の計画、データ解析の基礎と方法を明快に分かりやすく述べた、わが国初めてのバイオ統計学テキストシリーズである。

本書は、医学や医療に志す学生のテキストとして使用できるように、高等学校「数学1」・「数学2」程度の数学的バックグラウンドの読者に理解できるよう配慮してある。また、久留米大学、九州大学、東京理科大学医薬統計コースで行った講義ノートをベースにしており、具体的な医療事例を使って、統計を理解できるようになっている。内容はベイズの定理とその応用、統計的推定・検定、分散分析、回帰分析、ロジスティック回帰分析の基礎を解説する。

電子書籍¥3,520 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥3,520定価(税込)

基本情報

発売日 2010年3月1日
本体価格 3,200円
ページ数 276 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764903876
ジャンル 数学
タグ 統計・確率, 教科書
電子書籍形式 固定型

主要目次

第 1 章 確率的推論
1.1 確率
1.2 検査法の性能
1.3 ROC 曲線
1.4 ベイズの定理
1.5 ベイズの定理の応用
1.6 キャリアの診断

第 2 章 データの表現
2.1 ヒストグラム
2.2 累積度数図
2.3 中心的傾向の尺度
2.4 散布度
2.5 箱ひげ図

第 3 章 データの数学モデル
3.1 離散型確率変数
3.2 代表的な離散型分布
3.3 2 次元の離散型確率変数
3.4 連続型確率変数
3.5 2 次元連続型確率変数
3.6 確率変数の和の期待値と分散
3.7 正規分布に関わる確率変数
3.8 漸近理論

第 4 章 統計的推測の基本
4.1 母集団と標本
4.2 バイアス
4.3 基本的枠組み

第 5 章 推定
5.1 推定の精度
5.2 推定値の求め方
5.3 区間推定

第 6 章 検定
6.1 統計的検定の考え方
6.2 2 標本検定
6.3 対応がある 2 標本の検定
6.4 比率の検定
6.5 症例数の設計

第 7 章 回帰モデル
7.1 単回帰モデル
7.2 重回帰モデル
7.3 残差のチェック
7.4 ロジスティック回帰分析
7.5 コンピュータソフトの使い方

参考文献
演習問題解答
索引

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著者紹介

柳川 堯 (やながわ  たかし)
1966 年  九州大学大学院理学研究科修士課程(統計数学)修了
1970 年  同校 理学博士
1975 年  オーストラリア CSIRO 上級研究員
1977 年  米国立がん研究所客員研究員
1981 年  米国立環境健康科学研究所客員研究員
1982 年  ノースカロライナ大学準教授
1992 年  九州大学教授
1993 年  国際統計教育センター(インド )客員教授
1996 年  九州大学大学院(数理学研究院)教授を歴任
2004 年  久留米大学バイオ統計センター 教授
2015 年  久留米大学バイオ統計センター 客員教授
現在に至る
主な著作は以下の通り
『P 値—その正しい理解と適用』(近代科学社、2018)
『観察データの多変量解析』(近代科学社、2016)
『統計科学の最前線』(九州大学出版会、2003)
『環境と健康データ:リスク評価のデータサイエンス』(共立出版、2002)
『臨床医学のためのバイオ統計学』(共訳,サイエンティスト社、1995)
『統計数学』(近代科学社、1990)
『離散多変量データの解析』(共立出版、1986)

荒木 由布子 (あらき  ゆうこ)
2005 年  九州大学大学院数理学府数理学専攻博士後期課程修了
同校 数理学博士
九州大学大学院数理学研究院学術研究員
2007 年  久留米大学バイオ統計センター博士研究員
2008 年  久留米大学バイオ統計センター助教
2014 年  久留米大学バイオ統計センター講師
2015 年  静岡大学大学院総合科学技術研究科情報学専攻准教授
現在に至る

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