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バイオ統計シリーズ 第2巻

臨床試験のデザインと解析薬剤開発のためのバイオ統計

著者 角間 辰之
著者 服部 聡

著者紹介

臨床試験は、多分野の専門家が関わり、相当な時間と費用をかけて実施される複雑な科学的試験であるが、その計画と解析にはバイオ統計学が必要不可欠である。本書は、臨床試験の計画と解析にかかわるバイオ統計学を、米国と日本で長年、臨床試験に携わり豊富な経験をもった二人のバイオ統計家が解説したテキストである。統計の専門家はもとより臨床試験に関与するすべての専門家にとって必読書である。

電子書籍¥4,400 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥4,400定価(税込)

基本情報

発売日 2012年9月28日
本体価格 4,000円
ページ数 200 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764904309
ジャンル 数学
タグ 統計・確率, 教科書
電子書籍形式 固定型

主要目次

第 1 章 臨床試験とバイオ統計
 1.1 バイオ統計の視点でとらえた臨床試験

第 2 章 無作為割付けとマスク化
 2.1 マスク化
 2.2 無作為割付け
 2.3 無作為化試験の統計解析

第 3 章 症例数の設定
 3.1 症例数設定の重要性
 3.2 統計的仮説
 3.3 統計的検定
 3.4 一標本における症例数の設定

第 4 章 中間解析
 4.1 中間解析の目的と問題点
 4.2 くり返し仮説検定
 4.3 確率打ち切り法
 4.4 独立データモニタリング委員会

第 5 章 同等性試験と非劣性試験
 5.1 同等性試験
 5.2 非劣性試験
 5.3 非劣性試験の問題点

第 6 章 Pre-Post 試験のデータ解析
 6.1 Pre-Post 試験とは
 6.2 Pre 値の影響を調整しない介入効果の評価
 6.3 Pre 値の影響を調整する介入効果の評価
 6.4 Change-Point Regression Model (CPRM)
 6.5 症例数の設定

第 7 章 Cross-Over 試験のデータ解析
 7.1 Cross-Overデザイン
 7.2 薬剤効果の検定
 7.3 生物学的同等性の検定
 7.4 順序効果,薬剤と時期の交互作用,持ち越し効果
 7.5 症例数の設定
 7.6 SAS Proc Mixed を使ったデータ解析

第 8 章 くり返し測定データ
 8.1 くり返し測定データとは
 8.2 線形混合モデル
 8.3 非正規データに対するくり返し測定データの解析

索  引

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著者紹介

角間 辰之 (かくま たつゆき)
1990 年 エール大学大学院博士課程 (Biostatistics) 修了, Ph.D.
1990 年 コーネル大学メディカルセンター医学統計助手
1993 年 コーネル大学医学部精神科  Biostatistics 講師
1993 年 コーネル老人感情障害臨床研究センター  医学統計・情報部部長
2000 年 コーネル大学医学部精神科  Biostatistics 助教授
2001 年  日本赤十字九州国際看護大学  情報科学・保健統計教授
2005 年 久留米大学バイオ統計センター教授
現在に至る

服部 聡 (はっとり さとし)
1994 年 東京工業大学理工学研究科情報科学専攻博士前期課程修了
1994 年 日本ロシュ株式会社臨床開発本部統計解析室
2001 年 北里大学薬学研究科臨床統計学専攻博士後期課程修了
2002 年 同校 臨床統計学博士
2002 年 中外製薬株式会社臨床開発本部臨床統計部
2005 年 久留米大学バイオ統計センター博士研究員
2008 年 久留米大学バイオ統計センター准教授
現在に至る
主な著作は以下の通り
『バイオ統計シリーズ 6 ゲノム創薬のためのバイオ統計』(近代科学社、2011)

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