Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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ステップアップ 情報技術の教室
【読み進めればいつの間にか情報技術の知識が身につく! 】
本書は、情報技術に対してさまざまな観点から解説することで、文理問わずスムーズに理解できるよう構成されています。各章ごとに「NOTE」、「チェック問題」、「実習」、「ほのぼのIT教室」、「memo」、「チャレンジ」などの課題や参考情報を多く設け、実用的な教科書としても利用することができます。情報リテラシー入門を卒業し、専門知識へ一歩踏み込もうとしている人や少し躊躇している人のための一冊です。 -
一人称研究の実践と理論
【新しい研究方法「一人称研究」を理解し、実践できる一冊!】
「ひとが生きるリアリティ」に迫るためにはどういうやりかたで研究するのがよいのか? 一人称研究はこの問いと格闘してきた者たちが人工知能や認知科学の分野から提唱した手法である。本書は三部構成となっており、第1部は理論、第2部は実践研究事例、第3部はまとめとしている。第1部と第2部を行ったり来たりしながら読み進めることで、一人称研究をどう遂行すればよいのか、分析をどう行えばよいのか、得られた知見をどう評価すればよいのかが理解しやすくなっている。始まったばかりの研究方法「一人称研究」の理解と実践に最適な一冊。
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一般教養としての人工知能入門
人工知能(AI)の第3次ブームが来ていると言われて久しいが、ディープラーニングを中心とした機械学習による本格的な社会実装が始まっているのが大きな特徴でもある。
2021年度より文・理の区別なく大学初学年からAIに関する教育が実施されることが文科省で決まり、AI技術は本格的な過渡期に突入しようとしている。
そこで本書では、文系学生を含めた様々な分野の読者に必須の教科書とするべく、AIの基礎から応用までを体系的に、ほぼ数式なしで解説した。
AIと社会とのつながりやAIの限界などについても、これまでの研究の歴史を踏まえて紹介している。 -
計算論的思考ってなに?
21世紀のリテラシー、Computational Thinking初の解説書
本書は,2017年に公立はこだて未来大学で開催された「計算論的思考コロキウム」をもとに執筆されました。
世界では、計算論的思考(computational thinking)の教育の重点化が進んでいますが、日本では「プログラミング的思考」と誤訳され、矮小化されて取り入れられてしまっています。計算論的思考はプログラミング的思考を超えて、抽象化、仮想化、メタ認知など、より広い思考法に及びます。あたかもコンピュータサイエンティストのように考える思考法は、コンピュータの登場とともに進化し、世の中に広く浸透してきました。いまや、あらゆる分野領域のリテラシーとして重要であり、日常生活をも賢く過ごす術となります。巻末には原点となったジャネット・ウィンのエッセイ(邦訳)も再掲。21世紀のリテラシーと言える計算論的思考について改めて議論を深め、その重要性を問い直します。 -
浅田稔のAI研究道
日本ロボット学会会長が、未来の研究者へ捧ぐ!
ビッグデータやIoTなども巻き込んで発展し続ける人工知能研究は今後、社会にどう受け入れられていくか? その鍵について著者は、社会システムを構成する人工物に「心的機能」が備わることと説き、それを「ココロの創成課題」と呼ぶ。
本書は、その課題の実現を目指して研究を行ってきた著者の人工知能研究の足跡(動画像処理・強化学習・身体性・情動・共感)をたどりながら、ロボカップ研究(認知発達ロボティクス)から導き出された認知の問題意識などの重要性と成果、そして課題を解説する。
各分野のキーパーソンとの対話やその知見なども紹介。 -
Q&Aで読み解く情報通信技術の進化
本書は、これから情報通信技術を学ぼうとしている読者や、手早く全体像を知りたいと考えている読者のための概説書です。情報通信技術の進化を追いながら、主要なポイントをQ&A方式で学ぶことができます。数式は極力使用せず、平易な説明を心がけました。
情報通信システム、情報通信ネットワーク、情報通信機器、情報通信技術がどのように働いているのか(How)に加えて、それらが何を目指して(What)、なぜ発明されたのか(Why)についても、丁寧に解説しています。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
裏側から視るAI
AIと人間社会の現実と未来を研究する!
本書は著者が所属する理研・革新知能総合研究センター 社会における人工知能研究グループの成果をもとに、AI の負の側面の紹介とAI設計・運用における倫理指針を示す構成となっている。第1章ではシンギュラリティ―AIが人間を超える可能性、第2章ではAIに奪われる仕事の範囲、第3章ではAIの発展の歴史、第4章では現状の「弱いAI」がもたらす数々の問題、第5章ではAI倫理を主軸とした社会制度の対応策について解説している。
AI技術に関する記述は基礎に留めつつ、人間社会におけるAIの影響という観点から書かれているため、社会学や社会工学の読者にも大変関心の高い内容である。 -
マインドインタラクション
AIが「ココロ」をもつ未来がやってくる!
第3次AIブームが起こり、AIの本格的なビジネス利用が始まった。
では、今後の社会でAIはどう使われていくだろうか? 290
本書では、マインドをもつよう設計されたAIが、人間とマインドを通い合わせるマインドインタラクション時代の到来を予測している。
ユーザの意図をくみ取って先に行動してくれる「忖度するAI」、会話の邪魔をしないよう配慮する「空気を読むロボット」…そんな人とAIが共生する社会展望を、人工知能学会前会長と日本認知科学会の気鋭の研究者が、自身の研究成果を交えてわかりやすく解説した。
脚注では様々な用語や筆者らの見解を丁寧に説明し、専門知識不要でも読める1冊に仕上がっている。 -
万能コンピュータ
コンピュータ前史
ライプニッツからチューリングに至る数理論理学の系譜は,コンピュータの理論的バックボーンを形成しAIの登場までも予見している.代数の記号表現を通じて人間の思考の範囲すべてを包括するような記号体系の構築に献身したロジシャンたちの苦闘を,時代背景を取り込みながら解説する.さらに本書を構成する7人のロジシャンたちを,豊富なエピソードをもとにその人となりを描写する.
また,本文に取り込むと冗長になりすぎる数学的解説は,原註に取り込むことで半独立的な構成としている.
比較的平易に書かれているので,コンピュータロジックの成り立ちに関心のある高校生以上の読者や,人工知能のロジックの成り立ちに関心のある読者にも必携の書である. -
マリンITの出帆
熱血教授 ITは現場が命! 水産資源はITが守る!!
地球温暖化は、地上の話だけではない。海中においても始まっている。著者は、イカ釣りロボットで有名な東和電機製作所在職中に、開発したホタテ養殖のシステムが全返品されたとき、次のことに気づく。「システムが悪いのか、そもそも海の状態に変化があるのか」。
海と漁師が大好きな著者は、ITを使って海洋資源と海洋状態の「見える化」に、多くの人々を巻き込みながら大奮闘していく。
本書はそんな著者の奮闘ぶりを小気味のよい文章とともにわくわく感を持って伝えている。成すことの面白さを著者と共に体験できる。