Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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計測工学
「電子制御工学シリーズ」の第1巻である本書では,計測工学の基礎を述べます。特に分野を狭めず,横断的工学に沿う計測制御および関連する工学実験の基礎を扱います。対象読者を大学や高専,工業高校の電気・電子・情報・機械工学系の学生として,もちろん現場の技術者の研修等にも活用可能な内容を意識しました。
まず計測の基盤,度量衡,計測法として基本量の計測,工業計測と計装,電気量の計測を述べ,次に実験を意識した感覚量の計測,データの処理までを述べています。いささか広い内容なので,この1冊で高専3年生から専攻科1年生までの複数科目と実験を網羅できます。したがって大学2年次以降の計測工学入門科目であっても,総合計測論としても,あるいは分野ごとの例えば機械計測,電気計測などの科目であっても,さらに大学院科目であっても,内容を取捨選択していただき,有効に活用できる内容になっています。一方で,具体的計測法では難解な数式を可能な限り排しているので,高校2年次以降の生徒であっても,理解のある指導者のもとであれば学習可能な内容です。 -
回路設計
本書は,すでに電気回路や電子回路を学んだ読者,例えばトランジスターのハイブリッドパラメータを一度は扱ったことのある方が,次に回路素子の組み合わせを学ぶことを想定し,執筆されました。回路設計や研究開発に携わる際に必要となる基本的な考え方が習得できるので,各分野での経験をさらに積むことにより,現場での設計に容易に入ってゆくことができます。 -
増補版 はじめての半導体デバイス
本書は教科書として好評の「はじめての半導体デバイス」の増補版です。
半導体デバイスは、大学、高専の電気・電子系学科では必須の授業ですが、厳密な講義を行うには量子力学から解き明かさなければならなくなり、大変ハードルが高くなります。
本書ではあえてそこには触れず、半導体デバイスの基礎を直観的かつ本質的に理解することを目指し、式よりも図を多く用いて理解出来るよう工夫されています。
増補版ではMOSトランジスタについて加筆し、電流電圧特性についても本質的に解説。
付録ではMOSトランジスタの背景を説明するなど、教科書としてより充実した内容となっています。 -
これならわかる工業熱力学
本書は,大学や工業高等専門学校の機械工学系の学生を対象とする工業熱力学の教科書です。目的をエネルギー解析手法の習得に徹底的に絞り,本質のみで再構築された工業熱力学の世界が記述されています。
例えば,本書では熱力学の第一法則や第二法則の代わりに,それらの基底にある考えに基づいて構成された数式を,エネルギー解析の道具として使い勝手のよい形で提示します。また,エントロピーを援用したエネルギー解析法を新たに展開し,エネルギー解析の対象範囲の拡大とエントロピーへのより深い理解を目指しています。
各章では多彩な系に対する解析例を取り上げて詳細に解説し,また最適な章末問題を記載して,理解を容易にするとともに解析手法の活用法を習得できるようにしています。「これなら熱力学が分かる」と,読者の皆様に言ってもらえることを願っています。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
電気回路入門
電気回路の知識の修得は電気工学および電子工学においては必須で、大学や高等専門学校の電気電子関係の学科では、低学年から電気回路に関する講義が設置されています。
教科書として使用される書籍の多くは、微積分に関する知識を必要としますが、本書は、数学の知識が不十分、特に微積分に関しては学習を行っていない読者も対象とし、電気回路に関する諸事項のうち微積分の知識を必要としないものを修得できるように執筆されています。また、例題と解答を多数掲載し、丁寧な解説を行っています。
※近代科学社Digitalのプリントオンデマンド(POD)書籍は、各書店の店舗でもご注文いただけます。受注生産となりますので、お届けまでに10日~14日ほどかかります。 -
新音響・音声工学
本書は、音響工学における基本的な知識から、信号処理技術を踏まえた新しい音響処理工学、さらに音声情報処理に関する基本的な知識と、最近の音声処理アルゴリズムを総合的に網羅し、新時代の要請に応えられるテキストである。
なお本書は、1992年に「電子・情報工学入門シリーズ」の1冊として出版され重版を重ねてきたが、近年の技術的進歩を踏まえて、改訂を行い、シリーズとは独立して出版されることとなった。 -
独習ウェーブレット解析
本書は、ウェーブレット解析の最も基本的で、かつ応用範囲の広い多重解像度解析を中心に、ウェーブレット基底関数の生成法、ウェーブレット分解と再構成に関する基礎、ならびにその応用を紹介したものである。
高校レベルの数学知識で一人でも学べるように、また教科書に使用できるように演習問題、総合問題を詳細な解答例およびC言語によるプログラム例を掲載した「ウェーブレット解析」の入門書である。 -
よくわかる数値解析演習
本書は大学や高専などでの利用を想定した数値解析の演習書で、筆者が佐賀大学理工学部知能情報システム学科で担当している講義資料が土台になっています。
まず、本書の特徴を以下に列挙します。
●約15分で解けるような標準的な問題だけを選んでいる
●すべての問題や演習問題に丁寧な解答がつけてあるため、学生の自習書としても利用できる
●多くの問題に配点や評価基準を明記しているため、学生自身で自分の実力を把握することができる
●誤答例もついているため、学生自身で自分の誤りに気づくことができる
●本書に必要な微分積分および線形代数の定理や定義を収録しているため、他書をほとんど参照することなく問題に取り組むことができる
●各章の独立性を高めているので、必要な項目だけの学習が可能である
数値計算プログラムを作成する場合、どんな大規模な問題でもそれを小さくして手計算で確認するという作業は欠かせないと思います。それによってアルゴリズムやプログラムのミスが発見できることも多いのです。
そこで、本書の問題は関数電卓と手計算で解けるものばかり選びました。コンピュータは必要ありません。まずは関数電卓と手計算で解ける問題をじっくり解くべきです。それさえできれば、数値計算プログラミングを行うのは細かいテクニックを除けばさほど難しくはありません。
2002年度より本格的に実施が始まったJABEE(日本技術者教育認定機構)に代表されるように大学や高専には学生の学力保証が求められるようになり、幸い私が所属している学科でもJABEE認定を2003年度に受けることができました。評価基準を明確にした本演習書を使えば、自習効果が上がるでしょうし、学力保証もできると思います。