Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
検索もご利用いただけます
-
不便益
実は、不便は好い!
現代のビジネスや社会は,何事につけても便利・速さ・効率を中心としている.こういう現代社会に対して,不便であるがゆえに生み出される創造力や注意力,思いやりといったことの重要性をもう一度見直すために「不便益」という考え方を、著者らは提案している.
不便だからこその効用を不便益と呼び,不便益という発想を取り入れることでこれまでになかった新しいモノやサービスを追及する.
本書はこれまでに取り組まれた「不便益」の事例を紹介しながら,不便益とはなにか,不便益をもたらすシステムのデザイン方法とは,を探求する.テクノロジーを否定し昔の生活に戻ろうという内容でなく、ITやAIなどの最新テクノロジーと不便を組み合わせることで新たな知財・サービスを生み出そうというものである.IT技術者や、システムデザインの研究者、技術者必読の書である。 -
IT研究者のひらめき本棚 ビブリオ・トーク:私のオススメ
情報処理学会誌『情報処理』で好評連載中の「ビブリオ・トーク -私のオススメ-」がついに一冊の書籍に!
この連載でIT研究者の方々が紹介してきた,デマルコやカーニハン,ヘネシー&パターソン,更にはアシモフやホーガン,伊藤和典,というバラエティに富んだラインナップを40本収録.
序文は,第一回担当である人工知能研究者・中島秀之.更に帯に,メディアアーティスト ・落合陽一の推薦文をいただき,幅広い読者を想定できる一冊. -
マインドフルネス:沈黙の科学と技法
マインドフルネスの科学と実践!
東洋の禅思想を礎とし,米国で爆発的な広がりを見せる「マインドフルネス」.本書は,UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)での取り組みに触れて感銘を受け,自らも普及活動を支援する米国在住のコンピュータ科学者が,日英対訳でその体験と実践方法をつづる異色のマインドフルネス本である.UCLAの指導法も特別掲載!! -
「伝わる日本語」練習帳
必携、文章技術バイブル!!
文書作成に悩む学生・社会人に「伝わる日本語」を伝授‼ 数多くの例題と演習で、書く力が着実に身につく‼
あなたの書く文章はなぜわかってもらえないのか?
誰もがやっているのに自分ではなかなか気づかない文章の「難所」、その越え方を豊富な具体例で徹底的に説明した前例のないワークブックである。 -
万能コンピュータ
コンピュータ前史
ライプニッツからチューリングに至る数理論理学の系譜は、コンピュータの理論的バックボーンを形成しAIの登場までも予見している。代数の記号表現を通じて人間の思考の範囲すべてを包括するような記号体系の構築に献身したロジシャンたちの苦闘を、時代背景を取り込みながら解説する。さらに本書を構成する7人のロジシャンたちを、豊富なエピソードをもとにその人となりを描写する。
また、本文に取り込むと冗長になりすぎる数学的解説は、原註に取り込むことで半独立的な構成としている。 -
数学の作法
いまさら聞けない算数・数学のモヤモヤについてお答えします!
数学やその周りにある、今さら聞くことが出来ない数々の疑問やモヤモヤに回答。小学校時代の算数だからこそのモヤモヤ。中学校で数学と算数とのギャップによる学び止まり。数学を学び始めての疑問。高校数学での疑問・質問。大学入試に向けての疑問。大学に入りその専門の中での疑問・質問。これらモヤモヤ・疑問・質問に対して、著者の経験豊富な数学者・教育者生活から、回答とその解説をする。また、どのように考えればよいかを「作法」としてまとめている。ウィットに富んだ文章で、腑におとしながら読み進められる。付録に数学の勉強法・大学入学後のティプスも掲載してあり、具体的にも学べる。高校生、大学・高専生、教諭、数学教員、数学に興味ある読者必読必携。 -
IT技術者の長寿と健康のために
なによりも生きること!
本書は、死の淵から生還した産業医・IT研究者みずからが、その実体験と克服手法を、具体的かつ論理的に説いていく。
重度のメタボリックの果てに著者みずからにおきた心臓発作を、遠のく意識のなか医学的知識を基に心筋梗塞と判断し、助けを求めたエピソードなどは、まさに圧巻である。
前半では、IT技術者が日頃接している用語で健康について学べるよう、分かりやすく解説していく。
後半では、優秀なIT技術者ゆえの過労死、神経障害をいかにしてなくすか、会社組織としての対応方法を、ITを知り尽くした産業医としての立場から考えていく。
みずからの体調管理が必須な技術者や、労務管理、プロジェクト管理、経営者には、必読必携の書である。 -
アクティブ・ラーニングで身につける コミュニケーション力
実践で学ぶ コミュニケーション力!
コミュニケーション力は、現代社会において必須のスキルである。しかしながら、なかなかそのスキルを体系的に身につけることは難しい。
本書は、日本IBMの人材研修部門に長く籍を置き、その後大学教育に身を置いた著者たちのノウハウをまとめた。
話しかけるように分かりやすくコミュニケーションの考え方や、手法を解説する。また、本文上の理解にとどまらず、巻末に切取り可能な多数のワークシートを用意し、まさにアクティブに学習できるよう工夫。学生はもとより、企業の新人研修にも活用できる内容となっている。コミュニケーション能力を高めたい学生、社会人やその研修にたずさわる読者必携の書。 -
日常現象からの解析学
日々接している現象は応用解析の宝庫!
応用数学には多種多様な課題があり,汲めどもつきない問題が人々を魅了している.その中でも,非線形力学の諸問題は数学・物理学・工学の融合する場であり,数学,特に解析学の応用には格好の材料である.本書は,主として日常現象に見られる非線形力学現象を数学の立場から解説し,その面白さを理解していただくことを目的とする.現代の応用数学では計算機実験が不可欠となっており,非線形力学の分野では特にその必要性が高い.したがって,本書では具体的に計算した例を多数用意した. -
ドイツに学ぶ科学技術政策
インダストリー4.0はなぜ実現できたのか
EUのリーダーであるドイツは、近年、インダストリー4.0により脚光を浴びている。本書は19世紀以降の歴史的背景をふまえ、ドイツにおける産業・研究が、どのような仕組みの中で発展してきたかを解説する。
特に産学公の連携については、各研究所の管轄行政機関、運営費・研究費用の拠出元、将来に向けての人材育成システムなどを、日本と比較しながら詳述し、日本の施策に対しての提言も行っている。