Book List書籍一覧
近代科学社の取り扱ってる書籍一覧です
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近刊
ε-δ論法と数学の基礎
【大学数学の登竜門「ε-δ論法」を、直感的理解に繋げて解説した意欲作!】
ε-δ論法は解析学を本格的に学び、活用しようとするなら必須になるが、高校までの数学との接続が難しいため習得に時間がかかることが多い。そこで本書では、極限の直観的理解との接続を図るために「なぜε-δ論法は難しく感じられるのか」を考え、「少し見方を変えればε-δ論法は直観的理解の近くにある」ということの説明から始める。ε-δ論法をうまく使いこなすことは勿論、ε-δ論法とそれが数学にもたらした影響について多角的に解説することで、理解を深めることに役立てている。 -
超楕円関数への招待
【応用を見据えた「楕円関数の延長としての超楕円関数論」を提示!】
物理数学,工業数学の知識と現代数学との橋渡しをし、数学科の標準的教育を受けていなくても,超楕円曲線やその上の関数を取り扱えることを目指す一冊.
本書では,付録で知識を補うことを前提に,第1・2章に目を通した後,第3章で楕円関数論を,第4・5章でその一般化として超楕円関数論を学ぶ.一方,楕円関数論に親しんでいる読者は,第3章でワィエルシュトラスの楕円関数論に触れた後に,その一般化として第4章,第5章を読み進めることを想定した.第6章では,超楕円関数論の更なる一般化について概観している. -
変分問題
「最小作用の原理」に純粋数学が挑む!
変分問題とは,ある汎関数(関数の関数)の最小値を求める問題である。自然現象からビジネスの課題まで、変分問題で扱えるものは多い。
本書では、数学的に厳密に変分問題を解く際に不可欠な正則性の問題を、本分野最大のトピック「部分正則性」を中心に解説! -
多様体への道
大学1年の知識で、多様体の入口まで道案内!
「多様体」は現代の幾何学における最も基本的な概念の一つであり、一般相対性理論にも使われている。本書はその概念の入口までを道案内する。は大学1年次までに学ぶ数学を足かがりとして、多様体へと向かっていく。多様体・微分幾何学に興味のある読者には大変有用であり、必携の書である。 -
関数とは何か
天才数学者たちはいかに試行錯誤したのか?
関数概念の歴史的な発展を可能な限り史実に忠実に考察し,かつ,現代の解析学の学習者・研究者の関心に応えるように配慮し,現代数学的な視点を加味した記述を試みた。ともすれば完成された数学として,学生の側から見れば天下り的に,教師の側から見れば教育的な能率ばかりを視野において講じられることの多かった解析学の壮大な体系を,歴史的な発展のダイナミズムに満ちた,人間的なドラマとして迫力をもって伝える。章末演習問題も多数収録、微積分学の副読本としても利用できる。 -
はじめての応用数学
本書は,工学系では必修の講義であるラプラス・フーリエ変換を数学的厳密さよりも,多くの具体的な演習問題を解くことにより,理解とその利用面を学ぶことができるよう工夫してある.
ラプラス変換編では,多くの自然現象・工学上の課題が微分方程式で表わされることを示し,それを解く道具としてラプラス変換を学ぶ.
フーリエ変換編は,周波数というイメージしにくい分野を扱うため,理論的には難しくなくても,理解しにくい面がある.そこで本書では,表計算ソフトを利用して視覚的に確認しながら進められるよう工夫してある.また,各章末には演習問題とそのほぼ完全解を掲載して,確実な理解ができるよう工夫. -
サバイバルデータの解析
第9回 日本統計学会出版賞 受賞!
バイオ統計学が対象とする「臨床」「環境」「ゲノム」の分野ごとに具体的なデータを中心にすえて、確率的推論、データ収集の計画、データ解析の基礎と方法を明快に分かりやすく述べた、わが国初めてのバイオ統計学テキストシリーズである。
本書は、新潟大学医学部と久留米大学大学院バイオ統計学修士課程での講義録をまとめたもので、生存時間解析の基本事項はすべて網羅してある。また、生存時間解析の実践的な技術の習得に役立つように、定義や公式に具体的な例を付加し、生存時間解析の理論を研究する研究者のために、理論の展開を若干の数式を用いて記述してある。 -
複素解析学
大学理工系学生を対象とした教科書または参考書である。
初等関数論は、微分積分学、線形代数学に続いて学習される数学の基礎的分野であり、数学専攻の学生に限らず物理学や工学部の学生においても、重要である。
本書では、微分積分学の知識があれば十分理解できるように、わかりやすい丁寧な解説を心がけた。1~3章までは複素解析学の基礎を、4~6章では等角写像、調和関数、有理型関数の乗積表示を取り上げた。
特に、調和関数、Green関数について詳しく述べることで、本書の特徴を出している。 -
関数解析の基礎
関数解析は形作られてからほぼ100年になるが、発生以来応用数学、特に物理数学と深い関連をもち続けてきた。
物理数学の関心が連続体の力学から量子力学、素粒子物理学と拡がるにつれて関数解析の話題も拡大し、手法も多様化してきたが、無限次元の線形代数という基本的な関数解析の性格は変わらない。
そのような関数解析を、将来技術者あるいは研究者を目指す方々への基礎的素養となるように、また数学的世界のもつ雰囲気の紹介にもなるようにと配慮しつつ書き下ろした。
工学系のみならず理学系の人たちにぜひお勧めしたい。 -
現代解析学入門
高校までの微分積分と大学での解析学とのギャップを感じる学生は非常に多い。そうした戸惑いを感じさせないよう工夫し書き下ろされた理工系初年級用の教科書である。
命題と推論、集合と写像から説き始め、ε-δ論へと続く本書は、現代解析学へ自然に誘ってくれるであろう。
距離空間を学んだあとに微分を議論するなど、著者独自のアイデアを随所に織り込んだ現代解析学の新しいタイプの入門書となっている。